【応援メッセージ】文教大学准教授　青山鉄兵さん

東京YMCAスタッフの鳩山徹郎と申します。

 

今回は、東京YMCAの野外活動にて20年来の友人である青山鉄兵さんから、本プロジェクトへの応援メッセージをいただきましたのでご紹介します！

 

お互いに20代の頃から、食事をしながらキャンプや教育について語り合い、楽しい時間を過ごさせていただいております。豊かな経験と、それを裏付ける確かな教育理論、人当たりの良さ、ユーモア、話しやすさなど人間性の豊かさも相まって、大変尊敬している友人の一人です。

 

本業の文教大学准教授はもちろんのこと、セミナーや講演会登壇、テレビ出演等、大変お忙しい中、継続的にYMCAの活動もご協力いただいております。青山さんからいただきました熱いメッセージを、ぜひご覧ください。

 

 

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いまから100年前、日本に組織キャンプというものがほとんどなかった時代に、青少年のための常設のキャンプ場を作ろうと、私財を投じて本当にキャンプ場を作ってしまった人がいたことに、改めて驚愕します。しかもその人は、現代の教育のあり方に多大な影響を与えた教育学者ジョン・デューイからアメリカで直接学んでいて、当時の最先端の理論にもとづく教育実践を構想していたのです。

 

それから100年が経ち、各地で組織キャンプが行われるようになりました。しかし、当時の指導者たちが目指した、興味に基づく体験、自由で簡素な生活、小集団活動における濃密な人間関係、よく訓練されたボランティア指導者によるサポート、といった組織キャンプの特徴は、今もなお組織キャンプの中心的な方法論であり続けています。そして、100年後の現在も山中湖センターが日本の組織キャンプの歴史とともに歩み続けていることに、またまたびっくりするのです。

 

100年にわたって通用する理念や方法論を守ってこれたのは、「何もしなかったから」でも「同じようにしてきたから」でもありません。むしろ、100年もの間、常に自分たちのルーツを問い直し、新たなチャレンジを続けてきたからこそ、今もなお100年前と同じく山中湖センターが青少年の全人的な成長の場になっているのでしょう。

 

そしていま、山中湖センターは、この場所を愛する多くの人に支えられながら、次の100年のためのチャレンジをしようとしています。日本の組織キャンプの歴史と、これからの青少年の全人的な成長を守るためにも、このチャレンジを一緒に盛り上げていこうではありませんか。

 

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