
支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 93人
- 募集終了日
- 2015年3月11日
WIAがやろうとしていること/やってきたこと
投じれた支援を「倍」にして使う。
我々の小さな約束は、投じれた支援を「倍」にして使うということです。
もし、一万円の支援が、「呼び水」となって100万円の投資を呼びこむことができたら。立ち上がり始めた社会企業が、年間20%の成長をコンスタントに実現することができたら。それを支えるコミュニティの強さとしなやかさが確かに育つことができたら。経営陣が経営者に依存することなく、それぞれのリーダーシップを発揮することができたら。そうすれば、もっと多くの人の人生が変わる機会を提供できる。
財団設立では、300万を目標にしているのですが、あわよくば、それが、3億円位のインパクト、つまり、100倍位の変化を産めたら・・・なんてことはいつも考えています。
ところで、これは、夢でもなんでもなくて、ベンチャー投資と言われる産業で証明されていることです。米国のベンチャーキャピタルの投資金額は、GDP比でたった0.2%に過ぎないんです。だけれど、ベンチャー投資を受けた企業のパフォーマンスを合算すると、米国全体の21%のGDPと11%の雇用を創出しているのだ、と。(Venture Impact Edition 6.0, NVCA 2011 より)
企業のパフォーマンスに対するベンチャーキャピタルの貢献度合いがどれほどなのか、ということを差し引いても、本当に優れたベンチャーキャピタルならば、ベンチャーキャピタルが集めた金額に対し、100倍くらいのインパクトは産むものなのでしょう。
だとしたら、WIAもその水準を目指してみたい。
英国で見た社会的投資の姿。これくらいならできるかもしれないという実感。
少し昔の話をすると、2012年。WIAを立ち上げた直後、国際交流基金の招聘プログラムで英国を訪れる機会を頂きました。そして、僕は社会的投資の先駆的なプレイヤー、Impetus TrusやUnltdを訪れる幸運に恵まれます。
彼ら上記で述べたようなベンチャー投資的なアプローチを社会問題の解決に取り入れた先駆者の一人です。先進する英国でも広大な社会問題に対し、まだ市民的問題解決のアプローチの規模が小さいならば、それを育てていけば良いのではないか?という解決策を選び始めたプレイヤーが彼らです。
正直に言えば、とてもうらやましかった。潤沢な資金を抱え、高位のプロフェッショナルを抱え、論旨も明快だし、質の高いサービスを提供していた。僕がここまで達成するのに、何年かかるだろうな、と。
でも、片方でこれくらいならできるかもしれないな、とも思えた。日本のネットバブルが弾ける時代のIPOベンチャーの感覚や、ベンチャー投資で魅せつけられた「飛躍」の感覚。そして、NPO法人の現場に入って、経営の再編をリードした実感値。当時、Impetus Trustが誇っていた投資先の成長率、年率20%強くらいなら、いけるだろう、と。
そんな実感も伴い、WIAは本格的に「社会的投資」という分野を東北で開拓し始めることになります。結果として、米国の財団や、米国在住の日本人、日系人から支援を頂くことになり、拡大期の社会的企業に対する本格的な支援を形にすることができました。
WIAが東北の復興支援で証明できたこと。投じられた「資金」を「倍化」させることはできる。
WIAは幸運なことに、9社の優れた社会的企業、それを率いる、ずば抜けた社会起業家たちを支援することができました。そして、そのパートナーとして、彼らの経営をドライブさせてきた30のパートナーとの出会いを通じて、初年度に4995名の受益者にプログラムの提供を可能にし、支援した社会的企業の成果の合算として、83名の雇用が創出されました。
合わせて、WIAの経営支援のために活用した781万円に対し、2302万円の資金調達をコーディネートをしました。つまり、我々から社会企業に対し、資金提供をし、経営支援を行ったのみならず、それをはるかに上回る金額を社会企業に呼びこむができました。すべてを自分で抱える必要はないのだ、というのは、その時に痛感したことです。
こちらは、2012-13年のWIAのインパクトレポートになります。次の記事で詳細を書きますが、僕が倒れた直後で、東北支援をリードする山本未生とひいひい言いながら、描き上げたのでした。
さらに、2013-14年度は、投資先の合算で8513人の受益者にリーチし、受益数換算で、年間61%の規模の拡大(受益者ベース)を達成することができました。これは、WIAの力というよりも、投資先に選ばせて頂いた社会起業家たちがすごかった、ということの方が近しいように思います。
支援者と投資先が相乗効果を生むことは少なくありませんが、それでも、変化の中心は起業家たちにあって。
ゆるやかなつながりが、将来の大きな変化の土壌となる
ところで、僕が書籍を出版した時の出来事を思い出しています。きっかけになったのは、二人の友人でした。「本でも出せば」とアドバイスをくれたインターンの同期。そして、ダイヤモンド社の編集者を紹介してくれた後輩。
彼らとは時に展望を語り合う間柄でした。そして、たしかに、アジアを旅して、「辺境から世界を変える」という書籍を書いてから、僕の人生は変わった。
イノベーションが起きる、ということも、実はこんなことだと思うんです。「本でも出せば」と言った友人は、NPO法人に勤務していて、出版なんてもちろん専門外。編集者を紹介してくれた友人と僕の担当編集者が出会ったのは大学時代。道なる変化を運んでくれるものなんて、そんなものなのかもしれません。
結果として、設立者に参画して頂いているのは、異分野のハブとして活躍している先駆者が多くを占めることになりそうです。WIAは社会起業家に投資をする一方、こういう異分野の先駆者たちの重なり、そして、彼らの軌跡が変わっていくようなさりげない言葉の交換、そんな機会を耕しつつ、具体的な社会の変化に貢献していきたいと考えています。
WIAのこれからの1年について
財団を設立して以後の1年間は、まずは、活動や成果を部分的であれ「見えるように」していくための準備期間として設定しています。
それでも、2~3件の社会企業を支援していくこと。最低限の範囲になるかもしれませんが、常に驚きのある結果を見せつつ、経営基盤を強化していくこと。それだけが必要だと思っています。
あらゆるファンドや社会起業家の拡大を見ていると、拡大の準備をしたものだけが残るというのが、当たり前の原則がここにも適用されます。
財団というのは、鶏と卵のような命題が付き従う事業で、法人格や実績がなければ、資金を集めることも困難だし、一方で、経営基盤やあるべき多様性やプロセス、プロフェッショナリズムが確保されないまま、資金だけが拡大するということもまた不毛なことです。
この一年は、そのような綱引きの中で「成果を見せる」という一年になろうと思っています。「やってみせない」と説明しきれないことも多く、苦しいのですが、それでも、あえて、付き合ってみたいという方々と出会うことができ、こころから感謝しています。
リスクについてや投資先のイメージについては、これから少しづつ。
リターン
3,000円
財団設立時への参画の御礼として、
・フォトレター(財団設立時のみ発送)
・活動報告のメールマガジン(月刊)を送らせて頂きます。
- 申込数
- 27
- 在庫数
- 73
10,000円
・フォトレター(ハガキサイズ・月次で郵送)
・賛助会員向けのジャーナル(デジタル)を送らせて頂きます。
・招待制の総会にご招待致します。(賛助会員の資格は年度更新とさせて頂きます。)
- 申込数
- 23
- 在庫数
- 77
3,000円
財団設立時への参画の御礼として、
・フォトレター(財団設立時のみ発送)
・活動報告のメールマガジン(月刊)を送らせて頂きます。
- 申込数
- 27
- 在庫数
- 73
10,000円
・フォトレター(ハガキサイズ・月次で郵送)
・賛助会員向けのジャーナル(デジタル)を送らせて頂きます。
・招待制の総会にご招待致します。(賛助会員の資格は年度更新とさせて頂きます。)
- 申込数
- 23
- 在庫数
- 77

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