
支援総額
目標金額 2,000,000円
- 支援者
- 664人
- 募集終了日
- 2022年4月10日
【リターン発送準備中】本クラファンを振り返って
2022年2月4日、ロシアによるウクライナへの侵攻が開始され、戦争が始まってしまった。
侵攻当初は2日で陥落するとも言われていたが、
ウクライナ軍、民間兵の抵抗により、戦況は予想に反し長引いている。
当初はウクライナで迫害されているロシア系の人々をジェノサイドから救済するという名目で始まった侵攻も、今ではロシアが戦争宣言をしており、本格的な戦争に突入している。
ロシアとウクライナの歴史は根深く、現状の報道だけではどちらが正しいかを判断することは非常に難しい。
しかしどのような理由であろうとも、罪なき人の命が奪われ、
悲しむ人が増えている現状は正しくない。それだけは確かだろう。
この戦争に関してのニュースが日本でも連日報道され、
平和ボケした日本でも実際に現代で戦争が起きているということを日々実感させられている。
多くの人がこの状況が間違っているということを理解はしているが、
実際に声をあげて、具体的に行動に移すことは難しく感じているのではないだろうか。
僕もその一人だった。
世界をより良くしたいとは思っているが、なにをすればいいのかわからない。
寄付をするのは一つの方法だが、寄付先や寄付金の使用用途などが不明確なものが多い。現地の人を元気付けたいのにも関わらず、武器購入資金に当てられてしまい、戦争が長引いてしまうということは避けたい。
そんな理由から、寄付という行為に乗り気になれず、ただ悶々とした時間を過ごしていた。
そんな中、2000年から首都キーウで「svitkavy」というコーヒーロースターを運営しているNataliaとインスタグラムのダイレクトメッセージでやり取りする機会を得た。ウクライナの人々全員でなくとも、現地のコーヒーコミュニティに対してだけでもなにか出来ないかと思ったからだ。
彼女たちのキーウの店舗は侵攻が始まってから2週間ほど時短営業をし、疲弊している人々にコーヒーを提供していた。しかし、それもロシア軍の侵攻が強まり、やがて店舗を閉めざるを得なくなったという。ロースタリーがある西部リヴィウでは、空襲警報が鳴り止まぬ中、焙煎を続け、避難民や軍人に対して約400kgのコーヒーを無償提供し、さらに売り上げの15%を軍人施設へと寄付していた。
このような現状を聞いて、同じコーヒーを愛する仲間としてなにかしたいと強く感じ、ウクライナのコーヒーコミュニティを支援するクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げた。
彼女から話を聞いてからプロジェクトが立ち上がるまで、1日もかからなかった。
プロジェクトでは、リターン品としてコーヒー豆やドリップバッグ、また各種セミナーなどを出品し、それらを支援者が購入して支援金を募る。そして、集まった支援金からリターン品の原価を引いた金額を「svitkavy」へ送金する。概算では、支援金の約半額が現地へ送金できる計算だ。目標額は200万円に設定した。
クラウドファンディングで最も重要なのは初動だと思う。開始から48時間は、クラウドファンディングサイト内でも取り上げられるが、それ以降は注目度ランキングに載らない限り流入は見込めない。つまり最初の48時間で身近な人々やコミュニティの力を借りて、勢いをつけて中期に入らないといけない。
NOG COFFEE ROASTERSのスタッフや、国内のコーヒーコミュニティはもちろん、個人的な大学のコミュニティなど昔の繋がりにも、このプロジェクトを拡散し支援を募った。学生時代から疎遠になっていた友達や、コーヒーにあまり興味がない知り合いも率先して支援と拡散を行ってくれたおかげで、このプロジェクトは3日目にしてランキングに入り、中期も伸び続けた。
その結果、18日間で2,564,000円が集まり、達成度も128%を記録した。 支援してくれた人々の応援コメントはどれも心温まるものばかりで、多くが現地でコーヒーを安心して飲めるひと時が早く戻るように祈るものだった。
また僕と同じく、具体的な支援方法が思い付かず、悶々とする日々を過ごしていたが、たまたまこのプロジェクトを見つけ支援を決意したというコメントも多かった。
この報告をSvit Kavyでディレクターを務めているNataliaにビデオ通話で行うと、彼女は感極まった様子で感謝を述べ、現地でも近くの送電施設が爆撃で破壊され電力が一時停止したり、輸送や為替が不安定な中生豆を調達したりと、過酷な状況の中忙しくしていると話してくれた。
この支援金額をどのような形で使うのが最も良いかを聞いてみると、現地では生豆の在庫が減っていて、このままではコーヒーを焙煎できなくなるため、生豆の調達に当てたいと話した。そして現状の為替では、ウクライナの通貨フリヴニャがとても不安定であり、現金を一度ウクライナに送金すると税金がかかってしまうため、円で生豆を買い付け、送り先をSvitKavyにするのが最善の策ということになった。
しかしこの方法では無駄な時間とお金がかかってしまうことも懸念された。これから生豆インポーターにこれまでの経緯を話し、手続きを行わなければならず、インポーターを挟む分、そのコストが発生してしまう。
そんな中、NOG COFFEE ROASTERSが生豆を自社輸入している事業、This Side Up Japanのオランダ本部で生豆管理をしている Maarten にこの話をしてみると、偶然にも彼らもウクライナのコーヒーロースター FEST COFFEE MISSIONに対して支援活動を行うため連絡を取っていることがわかった。
彼らの支援方法としては、オランダにある既存の在庫を原価提供し、支援として追加で生豆を自社負担して送るというものだった。Maaten と話していくうちに、もしSvit KavyとFEST COFFEE MISSIONが繋がっていれば、This Side Upから生豆を直接届けることができるかもしれないということに気づき、すぐにNataliaにこの内容を共有した。
すると、彼女はFEST COFFEE MISSIONのディレクターJuliaのことをよく知っているということがわかった。 その後、メールスレッドで4人で会話を重ね、2社分の生豆をThis Side Upから送ることが決まった。
さらにFEST COFFEE MISSIONが会社として立ち上げた慈善財団を経由することによって節税できることもわかり、話は無事にまとまった。
単なる輸入、輸出ではない分、必要な書類などが多く、複雑な状況だが、引き続きZOOMによるミーティングとメールによる共有によって、みんなで実際的な問題を乗り越えている。支援いただいたお金が生豆に変わり、ウクライナのコーヒーコミュニティに届くまでもうすぐだ。
ナタリアは支援してくれた日本の方には感謝してもしきれないと繰り返し言っていた。そしてどうか戦争が終わった時には、SvitKavyに訪れてコーヒーを飲んで欲しいとも言っていた。
自分たちがこよなく愛するコーヒーを通じて、Svit Kavy、FEST COFFEE MISSION、This Side Upと繋がることができて、このような形でウクライナのコーヒーコミュニティを支援できることを僕たちは誇りに思う。
世界にはまだまだ多くの問題が残っていて、その全てに対して何かアクションが起こせるわけではないし、世界中の人々を救うことは僕たちはできない。
それでも、自分たちが好きなものを同じように好きな人くらいは幸せでいてほしい。そんな思いをこれからも胸に強く持って、NOG COFFEE ROASTERSはコーヒーで世界を変えていく。
それを達成できた時は、あなたも一緒にその景色を見ながらコーヒーでも飲もう。美味しいコーヒーは僕たちが淹れるから。
どうかウクライナのコーヒー好きな人々がほっと一息つける時間が戻りますように。
最後に このプロジェクトを支援してくれたあなたには、本当に感謝しています。ありがとう。
リターン品は全て僕を含めNOG COFFEE ROASTERSが心を込めて焙煎、作成しました。
美味しく楽しんでいただけると、とても嬉しいです。
今後ともNOG COFFEE ROASTERSをよろしくお願いいたします。
焙煎士 藤城

リターン
500円+システム利用料
お礼のポストカード
お気持ちだけという方も大歓迎です。
NOG COFFEE ROASTERSからお礼のポストカードをお送りいたします。
- 申込数
- 28
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年6月
1,000円+システム利用料

ドリップパック5個
お湯にディップするだけで手軽にコーヒーが飲めるドリップパック5個セットをお送りします。
- 申込数
- 514
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年6月
500円+システム利用料
お礼のポストカード
お気持ちだけという方も大歓迎です。
NOG COFFEE ROASTERSからお礼のポストカードをお送りいたします。
- 申込数
- 28
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年6月
1,000円+システム利用料

ドリップパック5個
お湯にディップするだけで手軽にコーヒーが飲めるドリップパック5個セットをお送りします。
- 申込数
- 514
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年6月

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- 11,815,000円
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- 312人
- 残り
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- 1,272,500円
- 支援者
- 131人
- 終了日
- 8/21








