能登半島地震|全焼した輪島朝市通りで再建し輪島塗を作り続けたい

支援総額

6,170,000

目標金額 5,000,000円

支援者
214人
募集終了日
2024年5月29日

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2024年05月13日 08:17

当店の古文書調査にご協力頂いている日本常民文化研究所を訪問してきました

皆様たくさんのご支援をありがとうございます。皆様のお力添えのお陰様で、先日は目標額を達成することができました。

店舗の片付けに加え、復興に向けての検討会への参加、公費解体など行政の手続きなど、新たな動きも始まり、日々あわただしく、御礼やご報告しないといけないことがたくさんありましたがずっと更新できず、大変申し訳ございませんでした。また、たくさんの応援メッセージをお寄せ下さり、ありがとうございます。ご返信が出来ておらず大変心苦しい限りですが、一つ一つ読ませていただき、忙しい中に奮い立つことができ、励まされております。

 

3月末のことですが、神奈川大学横浜キャンパス内にある日本常民文化研究所へ訪問し、当店の古文書調査で大変お世話になっている関口博巨教授にお会いしてきました。

関口教授には、当店の古文書調査を2018年頃から輪島市の事業として携わって頂いており、今回のクラウドファンディングでも応援メッセージやご支援・拡散と多大なご協力を頂きました。

 

先生とはメールやお電話でのやり取りをさせていただきましたが、昨年末にお会いして以来で直接お会いし、プロジェクトご協力の御礼と、当店の上階に保管していた古文書が奇跡的に無事であったことをご報告しました。

 

こちらが、焼けずに助かった古文書です。

煤だらけの中性紙の古文書整理容器。古文書はこの中に封筒に詰めて整理されています。

 

膨大な古文書は、すべてこちらの紙箱の中に収められています。 

この紙箱は煤だらけで汚れていますが、蓋を開けると、全く損傷なく綺麗に保存されていました。

 

中性紙の古文書整理封筒。この中に1点ずつすべての古文書が整理番号を付けて保管されています

 

紙箱の中の封筒は綺麗なままで、封筒の中の古文書は地震前のままの姿でした。

こちらは、弘化4年、江戸時代に2代小西庄五郎が記した旅日記です。

 

封筒の中には、きれいに保管された古文書がそのまま残っていました

 

2代小西庄五郎(平蔵)は、京坂方面に行商して椀講(年賦販売の講組織)を始め、多くの顧客を得たといわれています(『図説 輪島の歴史』(2003)ほか)。

俳諧や狂歌を好む趣味人でもありました。

https://kotobank.jp/word/%E5%B0%8F%E8%A5%BF%E5%BA%84%E4%BA%94%E9%83%8E-1075367

この旅日記は、松尾芭蕉の奥の細道の道順に沿って江戸や東北などを周遊したことが記されています。

 

これらの資料が無事であったことをお伝えすると、大変喜んで下さいました。

 

お話していると、関口先生は1980年代から奥能登の古文書調査に携わられているとのこと。

前回先生とお会いしたのも、能登の重要文化財である上時国家の住宅でした。

 

上時国家は、4代小西庄五郎(武八)の3女・宇能が、明治14年に時国甫太郎に嫁いだ御縁があります。

 

その上時国家も、地震で崩れとても痛ましい姿となってしまいました。

 

関口先生はじめ研究所の皆様は、これまでに調査で伺った能登のお宅の皆様のことをとても心配していらっしゃいました。

そして、時機を見て倒壊家屋からの古文書レスキューをされたいとも仰っていました。

 

古文書は、命や暮らしに関わることではないけれど、もう少ししたらきっと文化が大切になってくる、その手助けがしたい、というお言葉がとてもあたたかく、うれしかったです。

 

出版されたばかりの、研究所の創立100周年記念出版の書籍も寄贈していただきました。

日本常民文化研究所創立100周年記念出版「古文書修復講座 歴史資料の継承のために」

 

 

最後に同キャンパス内の常民文化ミュージアムにて緊急収蔵品展「奥能登の歴史と日本常民文化研究所」を見学。5月31日まで開催中です。

お近くの方は、ぜひご覧下さいませ。

 

 

5月31日まで開催中です

 

長年にわたって奥能登の歴史を研究されてきたことがわかります

 

長く長く、奥能登の歴史を一つずつ紐解き見守り続けて下さった日本常民文化研究所の皆様に、心より感謝申し上げます。

 

当店は奇跡的に古文書が残りましたが、能登には倒壊家屋の下敷きになり、雨ざらしになっている古文書が数多くあります。災害廃棄物にするのではなく、地元自治体の教育委員会などに連絡をとるよう、輪島市のお知らせにもありました。少しでも古文書が救出され、復興のときに能登の文化が伝えられ生き続けるよう、願うばかりです。

 

中日新聞記事 奥能登の歴史「捨てないで」 膨大な古文書、震災で焼失危機 「上時国家」8500点下敷き

https://www.chunichi.co.jp/article/884532

 

輪島市役所HP「古文書や美術品、出土品などを処分しないでください」

https://www.city.wajima.ishikawa.jp/article/2024030300013/

 

リターン

5,000+システム利用料


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御礼のお手紙(寄付額5,000円)

【リターン不要な方向け】御礼のお手紙(手書き)と活動報告をPDF形式でメールにてお送りさせていただきます。※本リターンに配送はございません。

申込数
33
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年6月

5,000+システム利用料


漆のお箸(1膳)

漆のお箸(1膳)

輪島で製造した漆塗お箸1膳をお届けいたします。お箸のお色は赤・黒のいずれかをこちらでお選びさせていただきます。
長さ:22.5cm
御礼のお手紙(手書きコピー)を同封致します。
※復興の状況によって発送日が遅延する場合があります。予めご了承下さい。

申込数
23
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年6月

5,000+システム利用料


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御礼のお手紙(寄付額5,000円)

【リターン不要な方向け】御礼のお手紙(手書き)と活動報告をPDF形式でメールにてお送りさせていただきます。※本リターンに配送はございません。

申込数
33
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年6月

5,000+システム利用料


漆のお箸(1膳)

漆のお箸(1膳)

輪島で製造した漆塗お箸1膳をお届けいたします。お箸のお色は赤・黒のいずれかをこちらでお選びさせていただきます。
長さ:22.5cm
御礼のお手紙(手書きコピー)を同封致します。
※復興の状況によって発送日が遅延する場合があります。予めご了承下さい。

申込数
23
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年6月
1 ~ 1/ 19


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