すみれブーケ　施設を巣立った若者の再出発を支えるシェアハウス

第4回若者おうえん基金活動報告会での、「特定非営利法人　すみれブーケ」の活動報告を紹介させていただきます。

世田谷にあるすみれブーケは児童養護施設・里親を巣立った若者の再出発と自立を支える2個所のシェアハウス運営事業を行っておられます。

児童養護施設など社会的養護施設を退所した若者支援は制度対象外であるため、行政からの補助は受けられず、会員の会費や寄付金、民間の助成金、地域イベント出店などで運営されています。

若者おうえん基金では、シェアハウスで日常生活を送るにあたって必要なメンタルサポート専門家に対しての費用助成で応援させていただきました。

退所して制度的な援助から外れた若者は何か問題があっても人を頼ったり、相談することができず、精神的にも経済的にも追い込まれて退職し、家賃が払えなくなってしまうケースが多く、その後の再出発のためには「すみれブーケ」が提供されている、居場所としての住まいと緩やかな見守りがとても重要なことなのだと感じます。

すみれブーケでは開設以来13名の方が利用、8名が自立していかれたそうです。いつでも相談に乗り、温かく家庭的なサポートを丁寧にされてきた賜物だと思います。
また、コロナ禍においても何かできないか、と地域での広報活動や運営費の捻出、地域の方やすみれハウスを自立し若者たちが立ちよる場としてチャリティーマルシェを月2回、毎月開催されているそうです。

コロナ禍に負けず、新しい活動をスタートさせ、継続されている熱意は若者の自立への思いの強さが生み出しているものなのだと感じます。

公的制度の外で運営し、設備資金が常に課題となっていても、踏ん張って活動を続けてこられている「すみれブーケ」の若者自立への強い思いを皆さんも応援していきませんか？

ぜひ動画をご覧ください。

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