施設の高校生向け実習プログラム参加者の卒業生ネットワーク構築

NPOみらいの森は、児童養護施設で暮らす高校生に向けた「リーダー実習プログラム」卒業生のネットワーク構築を行っています。

卒業生同士がお互いを支え合い、必要に応じてスタッフやボランティアの支援を受けられる居場所を確立しています。

・助成事業の概要
2017年から児童養護施設で暮らす高校生向けに、アウトドアプログラムを通じて幸せで実りある成長をサポートする「リーダー実習プログラム」に取り組んできました。
プログラムを巣立った若者たちにとっての、学校や職場でも施設でもないもう一つの居場所をつくる「卒業生ネットワーク構築プロジェクト」の立ち上げをおこないました。

卒業生が主体となって運営できるネットワークを構築し、参加者同士がお互いを支え合い、みらいの森のスタッフや関係者に必要に応じて支援や協働を提案できることで、自立後の生活がより安定したものになるようなコミュニティを確立することをめざしています。

・助成事業の成果
卒業生をはじめさまざまな大人とも交流ができるBBQなどのアウトドアイベント、仕事のイメージをもつための職場訪問・見学、英語でスピーチをおこなうためのセッション、イベントやプログラムでのボランティア、グループLINEでの情報発信とそこからの1対1での面談・相談などを助成金を活用して実施しました。
今後は、しっかりと一人ひとりの話を聞く個別の対応と、コミュニティ感を育むためのグループでのイベントとのバランスをとりながら、卒業生たちの声を取り入れつつ臨機応変に運営し、何か困った時に思い浮かべてもらえる存在をめざします。

継続的な支援が求められる現場で、「生きる力」を育むためのツールとして、キャンプを取り入れ寝食を共にすることで、協調性やリーダーシップを学ぶ機会を提供している点にオリジナリティを感じますね。
共有した時間と経験は、卒業後も大切な思い出になりそうです。
 

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