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国鉄特急貨物「たから」運行60周年、その車掌車を復元したい!
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支援総額

3,545,000

目標金額 5,000,000円

支援者
67人
募集終了日
2020年1月14日

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2019年12月13日 06:00

北陸も、鉄道保存は簡単ではありません

国鉄末期に、多くの旧型車両や貨車は民間や自治体に譲渡されました。

既に30年以上経過した現在、その車両達は一体何割くらい残っているのか、私もさっぱり分かりません。

ですが、保存環境がかなり影響しているのは確かです。

 

北陸で生れ育った一鉄道マニアの忘備録ではありますが、

私が「鉄道保存」を始めた前後に解体されてしまった北陸の主な保存車両達をご覧いただきたいと思います。

 

 

先ず石川県から。

旧松任市、現在の白山市に造成された運動公園に、簡易宿泊所として設置されたのが、EF7057とオハフ46形2両の、計3両でした。

いずれも北陸本線を走った車両で、EF70については、北陸最後の1両でした。

81両も製造されたのに、現在残されているのは、遠く離れた碓氷峠鉄道文化むらのEF701001、寝台特急日本海の牽引用に改造された機関車、ただ1両のみです。

 

30年間補修を受けず、2度の再塗装をしたに過ぎませんでした。

 

オハフ46形は、元はスハ43形で、車掌室を付けた改造車です。

同時に台車も戦前タイプのTR23形に振り換えられ、その台車はスハネ16形に使われたので、この台車は元々スハネ16の前身、オハネ17のもので、更にはスハ32形のお下がりという、年代物でした。

 

この車両達最大の悲運は、所有者がJR西日本だったこと。

しかも白山市が使用停止と撤去に際して、実際には管理義務のない所有者のJRに対して、解体依頼をした事も、ある意味仁義のない無責任感覚に思ってしまいました。

 

ただ、クハ489-501が小松市に設置された後に解体されたため、この機関車から前照灯やワイパーなど、共用可能な一部の部品を転用させていただいています。

辛うじて、今でもEF7057は、ボンネットの一部となって現役です。

 

 

続いて、福井県です。

越前海岸を走る道路の脇に、かつて焼肉屋さんの店舗としてEF701005の車番を名乗って、オハフ45とオハフ46の3両が連結されて活用されていました。

 

この場所は海に近く、海側の劣化はてきめんでした。

結果、10年程度で車体は腐敗し、劣化解体となるのですが、EF70だけはと、有志の方が保存を実行しました。

しかし安住の地を見つけたのも束の間、再度移転を余儀なくされるも、移転先が見つからずに解体されてしまいました。

 

オハフ45形のオリジナル車は、他に保存例もない、とても貴重な存在でした。

同時期に製造されたオハ46形オリジナル車は、全国で唯一、京都鉄道博物館で展示保存されています。

この両者の特徴は、ちょうどヨ5000形とヨ6000形の違いに似ていまして、屋根木製なのが一般的な旧型客車、ヨ5000形であるのに対し、オハ46とオハフ45はヨ6000と同じ、屋根が鉄板張に設計変更された点です。

しかし残念なことに、福井の地においては塩害が飛躍的に進むという悲劇がおこったわけです。

 

それほど、民間譲渡の車両が20年、30年を保存し続けるのは難しいということです。

 

 

最後に富山県です。

滑川市の合宿施設で宿泊やお座敷用に使用されていた客車達で、蒸気機関車も保存されていました。

 

現在も、このD51形だけが保存され続けていますが、残る客車群は全て解体されています。

 

ブルートレイン用だったナハネ20があったり、ほぼ同期で旧型客車に使用されていたオロネ10形も2両あったのですが、それら以上に貴重な存在だったのが、写真のオハ35形です。

 

一般的にオハ35形旧型客車には、窓の上下に車体強度を強める中間梁が出っ張っているのですが、この車両は製造時に試作要素として中間梁を無くした構造になった、「ノーシル・ノーヘッダー」の貴重な車両だったのです。

 

北陸には、全国的にみても様々な珍車が保存されていたにも関わらず、知らなかった方が殆どだと思います。

 

 

最後に、同じ富山県の、魚津市にあった緩急室付の貨車です。

5年ほど前に撤去されてしまったそうです。

車輪もレールもあり、神社脇の公園に、倉庫を兼ねて乗れるように展示してあったのですが、管理不十分だったのでしょう。

 

北陸は雪国だと言われますが、雪は降っても余り積もらない地もあります。

とりわけ小松市の駅周辺は、ここ数年はむしろ総積雪量で北関東や東京の八王子付近とさして変わらないほど、温暖化している現実です。

更には古い車両に使われる木製部材は、冬の凍結で木内部から油分が抜けてしまい、腐敗や劣化を進めてしまう恐れがあり、この点でも小松は殆ど氷点下3度を下回りませんので、奥多摩の青梅鉄道公園などと比較しても保存環境は良い面もあります。

 

プロジェクト公開から早や1ヶ月が経ちます。

どうぞ皆様からの温かい志を、ヨ5003に向けて頂きたいと願っております。

応援、シェア&リンク、よろしくお願い申し上げます!

リターン

5,000


5,000円「国鉄型硬券」10枚 何口でもOK

5,000円「国鉄型硬券」10枚 何口でもOK

◆サンクスメール
◆運転席を含むクハ489-501車内と、ヨ5003車内を見学出来る記念きっぷ(C型、6ヶ月間有効)を5枚、通常版きっぷ(D型、6ヶ月間有効)を5枚の、計10枚を進呈します。

申込数
19
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

5,000


5,000円「全額支援」 何口でもOK

5,000円「全額支援」 何口でもOK

◆サンクスメール

申込数
10
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年1月

5,000


5,000円「国鉄型硬券」10枚 何口でもOK

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◆サンクスメール
◆運転席を含むクハ489-501車内と、ヨ5003車内を見学出来る記念きっぷ(C型、6ヶ月間有効)を5枚、通常版きっぷ(D型、6ヶ月間有効)を5枚の、計10枚を進呈します。

申込数
19
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

5,000


5,000円「全額支援」 何口でもOK

5,000円「全額支援」 何口でもOK

◆サンクスメール

申込数
10
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年1月
1 ~ 1/ 12


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