
支援総額
目標金額 5,000,000円
- 支援者
- 67人
- 募集終了日
- 2020年1月14日
加悦鉄道の保存を、視察して思うこと。
お正月も終わりまして、今週から本格的にお仕事や学業が再開されます。
冬休み最後の日曜日だった昨日、3月末に閉園と報じられたばかりの加悦SL広場へ行って参りました。
近くには天橋立をはじめ、日本でも名立たる観光地があります。 私も何度か、旅行代理店の仕事をしていた頃(20年くらい前)に行きました。
かくいう私も、その気があってもなかなかお手伝い出来る程の、時間も無く無事を祈るのみの立場です。
でも、現状をちゃんと把握しないと、今回のクラウドファンディングのラストスパートにもご理解頂けるとは思っておりません。

当然、お目当ては「ヨ2047」です。
以前に照会しました通り、現存する最古の国鉄車掌車です。
戦前製ながら、ヨ5003と共通する部分が数多くあるので、実際に調査する必要がありました。

一番驚いたことは、報じられている(というより、報道に反応した一部のネット識者の)「見た目」とは異なり、とても車両達は「大切」にされていたという事です。
ボロボロになっている車両が多いのに意味が分からない、とお思いかもしれないので、「車両の目線」で書きます。
ほぼ全ての車両達は、ちゃんと車内にもお客さんに乗って貰えます。
数年に一度は塗装や補修もしてくれていますし、現在も2両が補修を前提に車庫に保管されています。
大切にされつつも、屋外展示は車体劣化を進行させます。
しかしこの地で既に35年を過ごし、それ以前には現役車両として数十年経過した廃車の数々を、現在まで保存キープしてくれた事は、紛れもない事実です。
全ての展示車両には、まるで国鉄時代の蒸気機関車のように、お正月飾りが付けられていました。
先ず今に至る一つ一つに、感謝です。
では、今はもうそれが出来ないか、と言いますと、「これまでのスタンス」で良ければ、ずっと残す事も出来ると確信しました。
何が良く無いか…、 これは全て、現代人の「余裕のなさ」「直球」を、ネットを通じてぶつけるからだと思います。
貴重な産業文化である昭和や国鉄を現代に残してくれているにも関わらず、見る者が21世紀だったり平成の価値観だったりするから、管理している運営会社にとって直接、プレッシャーやストレスになっているのです。

保存には時間が掛かりますが、ストレスやプレッシャーも同時に背負います。もっと厳しい表現をすると、時の行政に場当たり的に背負わされ、時代が変われば切り捨てられる、ハコモノのような歴史に翻弄されています。
ならば、役割として30年、40年経てば廃棄して良い、と言うと、最近行政が大好きな言葉、「SDGs」とは逆行する考え方になってしまいます。
新しい発想を既存のインフラに加えたり、一度埋没した歴史に再度光を当てるのが、持続可能な文化的経済発展だと願っています。
なので、「モノ」より「ヒト」が、順応しなければなりません。 既存のボンネット電車も同じです。

実際に、加悦SL広場が現在展示しているシステム自体、時代錯誤ですが、
逆に言えば「現代では再築不可能な展示方法」です。
バリアフリーに関しても、全く考慮せずに設置出来た時代だったからこそ、今もこうした開放感ある展示方法を続けられています。
障がいのある方には不満もあろうかと思いますが、これはこれで昭和のシステムとして大らかに接していただかないと、運営者側のプレッシャーは計り知れません。

では、運営者は全く努力していないかといえば、絶対にそんなことはないと思いました。
天橋立には、100年以上前に造られた旋回橋があり、今も1時間に1回以上、稼働して船舶を往来させています。
この海運を担っている地元企業こそ、加悦SL広場の運営者なわけで、地元の観光にも寄与し、PRしている姿、両面を見させていただきました。
更には、鉄道車両よりメンテナンスは困難な船舶の所有管理をする事業者であれば、鉄道車両の抜本的な補修もその気になれば問題ない事は、およそ見当がつきます。
結局は、もうちょっと運営して下さっている事業者への配慮や感謝を表現していただいて、プレッシャーやストレスを和らげた上で、車両保存や補修についても微力にも協力してほしいのが、私が昨日感じたままのお願いです。

昨日のヨ2047は、今回見学したどの展示車両よりも綺麗でした。
個人的にもですが、蒸気機関車や客車、気動車など、様々な展示車両があるにも関わらず、貨車の部類に入る車掌車が一番綺麗にしてくれている現実を目の当たりにして、私もヨ5003を負けないくらいに綺麗に復元したいと気持ちが引き締まりました。
これは良い意味でプレッシャーです!
最後の写真は、ヨ2047のデッキを内側から見たものです。
この車両にもかつて、尾灯に赤い枠の「尾灯円板」が装備されていたか、視察で確認したかった部分です。
ちゃんと設置されていた痕跡が残っていました。
現在、クラウドファンディング達成を前提に、尾灯円板をヨ5003の為に製作しているのですが、出来れば沢山用意して、現役時代に実際に設置されていた保存車両達にもプレゼントしたいと思っています。
どうぞ皆様、お力を貸していただき、鉄道車両保存の明日を灯し続けて下さい! よろしくお願い申し上げます。
リターン
5,000円

5,000円「国鉄型硬券」10枚 何口でもOK
◆サンクスメール
◆運転席を含むクハ489-501車内と、ヨ5003車内を見学出来る記念きっぷ(C型、6ヶ月間有効)を5枚、通常版きっぷ(D型、6ヶ月間有効)を5枚の、計10枚を進呈します。
- 申込数
- 19
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年8月
5,000円

5,000円「全額支援」 何口でもOK
◆サンクスメール
- 申込数
- 10
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年1月
5,000円

5,000円「国鉄型硬券」10枚 何口でもOK
◆サンクスメール
◆運転席を含むクハ489-501車内と、ヨ5003車内を見学出来る記念きっぷ(C型、6ヶ月間有効)を5枚、通常版きっぷ(D型、6ヶ月間有効)を5枚の、計10枚を進呈します。
- 申込数
- 19
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年8月
5,000円

5,000円「全額支援」 何口でもOK
◆サンクスメール
- 申込数
- 10
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年1月

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