残り1週間、残り300万円台！　復元計画も大詰めです！！

多くのご支援、誠に有難うございます！

 

ヨ５００３は、昭和58年度に引退するまで、様々な改造も行われていました。

そして、現在までの長い時間に、残念ながら朽ち果ててしまった部分もあります。

 

ですが、見事な程に保存状態は良いと感じました。

しっかりとした国鉄の、そして雪国でもある当時の松任工場の技術が、現代に目の当たりに出来るのは、地元にあって、本当に素晴らしい事です。

 

 

 

他のヨ５０００形保存車には、京都鉄道博物館のヨ５００８も含めて復元されていない部分も多いのですが、特に形状の違いが著しいのが「手ブレーキ」のハンドルです。

 

昭和４０年代に、一斉に丸型に交換されています。

理由は、「危険性」です。

 

今回、安全性を確保した状態で、丸型から棒型に戻します。

写真は、原型を維持している車両で撮りました。

 

では、この車両は何でしょう？

 

 

 

なんと、加悦ＳＬ広場で展示され、車内見学も可能だった除雪車、キ１００形のものです。

 

普段は使用せず、使用の際も運転補助機能は無く後押しする機関車に依存するため、手ブレーキも操作することは殆どありませんでした。

なので、丸型だとどうしても狭い車内で邪魔になったのでしょう。

改造を免れて今日まで見る事が出来、偶然ながら教材にさせてもらえました。

 

 

車内の様子です。

 

以前にも小坂鉄道レールパークのキ１００形の運転室にもお邪魔させていただいた事がありましたが、細かいところはかなりレイアウトが違います。

今の電車のような量産画一ではなく、品質も性能も、その地に合わせた独特なものがあったと感じます。

ですが、小坂と加悦、どちらも素晴らしいのは、この車両を含めた保存状態の良さです。

いずれも屋外展示ながら現役時代さながらの車内車外のままです。

特に、貨車の部類ですから屋内保管や屋根の考慮はそもそも無いでしょう。

それでも昭和初期に製造され、８０年を超えるにも関わらず、使い込まれた雰囲気に「年期」を醸し出しています。

 

ヨ５００３にも、このような雰囲気はあります。

皆さんが来て、触っていただき、エッセンスを出して下されば、更に深い味わいになろうかと思うのです。

 

残り３００万円台となりました！

最後まで諦めずに頑張ります！！