マルチクラブオーナーシップ(MCO)とは？

プロジェクトページでは語りきれない「日欧マルチクラブオーナーシップ」に関する情報をお届け

今回のテーマは「マルチクラブオーナーシップ(MCO)とは？」です

マルチクラブオーナーシップ(以下、MCO)とは、1つのオーナーまたは資本が、国籍の異なる複数クラブを保有する運営形態のことと定義されます。

もう少し踏み込んで、同じ経営母体の中で経営のフィロソフィー、フットボールにおけるゲームモデルなどを浸透させ、優秀な選手を育て、現在世界中で高騰する移籍金による選手獲得・人件費を効率化させることが可能に、さらに育成によりもたらされた資金を還元し経営の合理化を図ることにも繋がります。

MCOと聞いて真っ先に思い浮かぶのが、マンチェスター・シティを有するシティ・フットボール・グループだと思います。また、リバプールやミランを有するレッドバードなどもMCOに積極的に取り組んでおり、昨今の欧州サッカーにおいてピッチ外で見られる明確なトレンドとして定着しています。

横浜FCの親会社である株式会社ONODERA GROUPは、2022年11月にポルトガル2部リーグ所属のUDオリヴェイレンセSADの経営権を取得しました。これにより、オーナーシップを持つケースとしては日本初、そして唯一のMCOを推進する企業となりました。

昨年から、横浜FCとポルトガル・UDオリヴェイレンセのMCOを成功に導くための取り組みが進められています。

まずは、オリヴェイレンセの経営をONODERA GROUPでしっかりと把握し効果的な予算の活用、クラブのガバナンス体制を構築、日本側でも活動資金を生み出すべく様々な準備、事業展開を行っています。

選手の移籍に関しては、ご存知の通り横浜FCから三浦知良選手と永田滉太朗選手の2名がオリヴェイレンセに期限付き移籍加入しプレーしています。

今後、この活動報告の中でわたしたちが考えるマルチクラブオーナーシップに関する様々な情報をアップデートしていきますのでぜひチェックしてください。