「内から湧き出たご支援」と「生産者的人格」

クラウドファンディング、
お陰様で目標金額を達成することが出来ました！

 

ご支援頂いた皆様、
記事にシェア・いいね！して下さった皆様、
本当に有難うございました！

何より嬉しいことは
そのほとんどが「内から湧き出たご支援」であることと

皆さんの「生産者的人格」にアプローチ出来たこと。

 

今回広報に際して
いくつか「しない」と決めていたことがあります。

 

一つは個別連絡。

ここだけの話、
クラファンのご担当者からは
FBの記事に「いいね！」してくれた方や

知人や友人へのダイレクトメッセージを送るよう

何度もアドバイス頂いておりました。

それが支援額のアップにつながるという

DATAがあるのです。

いつも親身になってご提案頂いたのに

大変申し訳無いのですが、

結局最後まで個別連絡はしませんでした。
（もちろん最終手段としてはなりふり構わず！）

 

おそらく僕の友人は僕が直接頼めば
プロジェクトの是非に関わらず。
支援してくれると思いました。

何故そう言えるかと言うと
「何となくそう思う」
としか言えないのですが
「おごり」でも何でも無く、
僕の友人はそういう熱い人ばかり。

 

それはそれで有難いのですが
事業の継続に繋がらないし
大目的である「地魚仲間を増やすこと」
とズレてしまいます。

 

逆に言えば、今回支援して下さった方の多くは
純粋に事業を応援したいという方々ということになります。
（当然「馬淵への情け」もあると思いますが…）
 

皆様の「内から湧き出たご支援」は
「お金の重み」同様、より一層、
想いが込められていると思っています。
​​​

もう一つしなかったことは

「FBの記事をシェアしてくれたらあら炊き単品サービス」

「支援して下さった方は○円引き」

といった店頭キャンペーン。

42日間、お店に来られるお客様のお力を借りれば
もっと簡単に広報出来たと思いますが
そういう「お得なキャンペーン」から始めると
地魚仲間の「消費者的人格」を刺激してしまうと思いました。

これはクルミドコーヒーさんの本にも
書いてあったのですが、一旦そこを刺激してしまうと

「次はどんなお得なサービスが受けられるんだろう？」

とついつい期待させてしまいます。
最初は良くても段々と無理が出てきてひいては
地魚の価値向上に繋がらないなんていう本末転倒なことを
招きかねません。

消費者的人格は僕自身も含め誰しも少なからずある人格だと思います。

ですが地魚BANKは主客一体の取組。

皆さんの中にある「生産者的人格」に
アプローチしたいと思いました。

お得さを求めるのが消費者的人格ならば
生産者的人格はあまりお得でないリターンに
反応して下さるんじゃないか。

消費は確認作業であるなら
生産は未知のモノを産み出すワクワク感を大切にしよう。

今回用意したリターンの多くは
「会員権」や新しい加工場で作る「エビちまき」等
未知のものがほとんど。

「地魚コンサルティング」なんて、我々にとっても
どんな球が来るか分からない全く未知のリターン。

そのせいもあってかクラファン期間中

「頑張って下さい！」
よりも
「頑張りましょう！」
と言って頂けることの方がはるかに多かったです。

受け身の消費者的人格を刺激していれば、
おそらくそのようなお言葉は頂けなかったと思います。

地魚BANKの主役は僕では無く、漁業関係者と会員様。

そんな仲間をもう少し増やしたいです。

ということでネクストゴールを設定させて頂きました。

これから先は金額よりも支援者数の増。
 

現在クラファン終了後後も会員を募集するシステムを作っている最中ですが

「あのクラファン時代からの会員です！」

なんて後に言われたら、嬉しいなぁと
これまた全くお得では無いリターンなのですが、
この機会に仲間になって頂けたら幸いです。