耳の話 ミラタズ軟膏

猫の嗅覚は犬に劣りますが　それでも人の数十万倍の嗅覚があります

 

聴覚については犬よりも猫に軍配が上がります

犬の２倍

人の５倍以上、耳がいいと言われます

 

三半規管も優れているのは身のこなしからも明白です

 

耳掃除ですが、綿棒などを入れると耳垢が奥へ詰まるだけなのでNGです

耳道も水平ではないですから禁忌です

 

耳道洗浄・外耳炎などの対応は　昔は抗生剤やステロイド、抗真菌薬など自分で調合してましたが、今ではオティクレンズを使うことが多いです

 

耳が臭い、キクラゲみたいな耳垢が出るなどの場合、1回の洗浄では治りません

 

かといって５日、連続来てね！というのも　双方、かったるいのでオティクレンズを渡して、オーナーさんに耳に入れるように伝えます

 

鼓膜に穴が開いてるなど損傷があれば、洗浄液を入れるのはNGです

 

耳の疾病と言えば耳ヒゼンダニが真っ先に上がるかもしれません

滴下するタイプの駆虫剤のレボリューション、アドボケート、ネクスガードキャットコンボが有効です

 

昔、マンチカンの耳の中に吸血したダニのような青黒いイボがビッシリ出来てました

 

トライポフォビア（集合体恐怖症）ではないけど、さすがにゾッとしました

 

　※　蓮コラで検索してください

　　　但し、自己責任で見てください

　　　コモリガエルなども不気味です

　　　草間彌生の作品も本人も見てて不安になります

　　　　※個人の感想です

 

オーナーさんはその子の耳の中の多数のイボに気づいてもいませんでした

全然、見てあげないのだな・・・と悲しく思いました

耳垢腺の良性の腫瘍なんだろうと思いました

炎症性ポリープかもしれません

 

耳にも悪性の腫瘍はあります

猫ちゃんの体の観察など、是非、してあげてください

 

イボやシコリはないか

食欲の有無（急激に痩せるとか）

脱毛

排泄の回数・色

瞳が散瞳しっぱなしではないか（高血圧など）

 

飼い主さんの知識が猫の命を救う事に直結しています

 

 

猫の耳に塗布して猫の食欲を出させる軟膏があります

塗って、即！ご飯 食べだすそうです

何か、ヤバい薬みたいな気がしますね

 

　ちがう！これは ただのビタミン剤じゃ！

　とヒロポンを打つムスビを思い出します

 

　※分かる方だけで結構です

 

ただし、５ｇで５０００円以上と　まさにヤバイお薬のような強気の価格設定です

 

腎不全などで食欲が廃絶し、どんどん痩せて行くと回復もクソもなく、消耗していくばかりです

腎不全の子に負担になるのは心配ですが、食べて体力つけさせたいと言う時には有効かもしれません

 

食欲がなくても耳に塗るだけという手軽さもあります

このミラタズ軟膏はアメリカでの承認薬品です

 

成分はミルタザピンというもので 錠剤は多くの種類が出ています

（リフレックスやレメロンなど）

実は分類としては鬱病の薬なんです

 

 

花見の時期ですが、自分はいつもサクラ（耳）に囲まれています

本当はこんなカットしなくてもいい世界になればいいのに‥と思います

 

　🌸サムネイル画像のサクラソウは五匹の猫のマダムから頂いたものです

　４月から新システムで営業されています

　是非、カフェで癒されてください