三重苦で亡くなった「ななちゃん」のこと

傷ついて倒れ、か細い声で助けを求めていたななちゃん

猫エイズ、猫白血病、虐待と思われる半身不随と三重苦で頑張っていたにもかかわらず5日に死んでいった「ななちゃん」

住み着いていた団地の近隣では度々猫のひどい虐待がある地域です。

数年前にはナイフを持ち歩いていたり、団地内に折ったナイフの刃が頻繁に捨ててあったりしたことがありました。その精神を病んでいた人はその団地に住んでいましたが、行動範囲はほぼ市内全域と広いものでした。

警察に訴えてもパトロールはその時だけ。積極的な捜査活動はしてくれません。動物愛護法の知識も皆無でした。

なぜ、この団地と隣の団地は猫の虐待が多いのかわかりません。猫の虐待に始まり、エスカレートしていくことも懸念されます。

動物行政だけで解決する問題ではありません。精神衛生、社会福祉関連部署も警察と一緒に真剣に取り組んでいただきたいものです。

愛玩動物だけでなく、食肉用家畜、乳牛、採卵鶏、食肉鶏などの家畜も含めた動物福祉。我が国ではこの分野は非常に立ち遅れてむしろ後進国です。

経済ばかり追いかけ、先進国になったつもりの日本人、いつになったら欧州並みになるのでしょう。