CCUSを超えたCCUUS？

今回のプロジェクトは、普通のCCUS（CO2を回収し、有効利用し、貯留する）とは違う点が一つあります。

事業の工程で、美味しい原木しいたけを生産するということです。

この部分もUtilization（有効利用）と言えますので、今回のプロジェクトはCCUSを超えた「CCUUS」と言えるのではないか、と思う、今日、この頃でした。

しかし、注意せねばなりません。

途中で原木しいたけを生産するということは、しいたけ菌が原木から炭素分を奪う点と、しいたけの生産工程で多少なりともCO2をを排出することになり、通常のCCUSよりもその分だけCO2を削減の効果が薄いことになります。

そこで、炭化炉の工夫が必要となります。

実際、試験的にバイオ炭を作ってみました。

製造方法の微妙な違いで、バイオマスからバイオ炭への歩留まりがかなり違うことが分かっています。

その改善方法は案出済みです。

この歩留まりを上げることも、CCUS事業の宿題の一つです。