実行委員からのメッセージーおのよりー

　当初私は、この大会に会場係のボランティアとした関わらせていただきました。 しかしコロナ禍でオンラインの大会となり会場係は不要に。そこで 録画動画の字幕作成という仕事に携わることになったのが情報保障担当としての 始まりでした。

　仕事柄PCの扱いに比較的慣れている、またUDトークという音声を文字起こしする ツールがあるとはいえ、字幕作成は初めての作業。何度も動画を見返し登壇者の 語る言葉を確認。知らない単語や固有名詞はネットで検索。そして動画の音声と 字幕表示時間の合わせこみ。想像以上に時間がかかり、本大会までに間に合わないのでは ないかと思うことも一度や二度ではなかったです。

　ただ字幕作成を担当することで、ろう者だけでなく、難聴者や早口でしゃべられる言葉を 聞き取りにくい方、専門用語に不慣れな方など、多くの方に必要なものだということが わかり、あらためて情報保障の大切さを実感することになりました。

また字幕作成を何回か続けるうちに、分業の方法、手順の改良など、いろいろ 工夫を入れて、当初よりは効率よく作成することができるようになってます。 しかし多くのボランティア仲間の方たちの協力があって初めて成立する作業だと いうことも実感しています。多くの人とつながり必要とされる人に確実に情報を 届ける情報保障、大変ですけどやりがいはとてもとても大きいですね。