佐藤晴彦先生遺著『近世漢語の新研究』の刊行
佐藤晴彦先生遺著『近世漢語の新研究』の刊行

寄付総額

2,610,000

目標金額 5,700,000円

寄付者
187人
募集終了日
2024年12月30日

    https://readyfor.jp/projects/148995?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note
2024年11月14日 20:38

プロジェクト45日目

このプロジェクトも折り返しを迎えました。本日もご支援をどうもありがとうございます。

『近世漢語の新研究』第一章「『三言』における馮夢龍の創作」第四節「『醒世恒言』編」の1.4.1「『醒世恒言』における馮夢龍の創作(Ⅰ)―言語的特徴からのアプローチ―」の冒頭部分は以下の通りです:

 

 はじめに
 馮夢龍編纂になる『三言』の各篇が、それぞれどの時代に成立したかを推定する一環として、筆者はこれまで『古今小説』『警世通言』における馮夢龍の創作(全き意味の「創作」ではなく、文言の作品を基礎に馮夢龍が口頭語で表した作品を指す)の巻数の推定を行ってきた。そこで今回は最後に残された『醒世恒言』をとりあげることとする。

 『醒世恒言』の言語については、ほぼ明代のものとするのが有力である。たとえば香坂順一1983 では、
 「『 醒世恒言』については、全体として明代白話の平均値を示しており、とくにとりたてて検討するまでのことでもないようである。」
と述べられている。なるほど『醒世恒言』は他の『二言』に比べれば、明代の言語を反映していると思われる巻が多く、また明代の年号も多く使われているのもたしかである。しかしそのことから直ちに「検討するまでのことはない」という結論が得られるかというと決してそうではない。なぜなら『醒世恒言』(以下、『醒世』と略称する)の多くの巻が「明代白話の平均値」を示しているのであって、すべての巻が「明代白話の平均値」を示しているわけではないからである。やはり詳しく検討する必要があるといわねばならない。これが小論を執筆する第1の意義である。

 

引き続きご支援をよろしくお願いします。

 

 

ギフト

5,000+システム利用料


alt

感謝のメールと寄附金受領書①

感謝のメールと寄附金受領書をお送りします。

申込数
400
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年6月

10,000+システム利用料


alt

感謝のメールと寄附金受領書②

感謝のメールと寄附金受領書をお送りします。

申込数
14
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年6月

5,000+システム利用料


alt

感謝のメールと寄附金受領書①

感謝のメールと寄附金受領書をお送りします。

申込数
400
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年6月

10,000+システム利用料


alt

感謝のメールと寄附金受領書②

感謝のメールと寄附金受領書をお送りします。

申込数
14
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年6月
1 ~ 1/ 4


最近見たプロジェクト

もっと見る

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る