「だからこそ」岡部萌佳

これまでのご支援、ありがとうございます。
皆さまの温かいメッセージは、１つひとつ読ませて頂いてます。本日２回目のメッセージリレーは広報局8期の岡部萌佳です。
支援先で見た学習環境の実態を見て、見て見ぬふりはしたくない、と綴る彼女は、どんな想いを抱いてるのでしょうか。是非ご覧ください。



日頃のご支援、誠に感謝しております。
私は、広報局8期岡部萌佳と申します。


学生国際協力団体Michiiiiに入ってからもうすぐ1年が経とうとしています。

私は、これまでに２回支援先であるカンボジアを訪れました。そこで見えた景色、香り、子どもたちとの物語は行く度に異なります。同じ場所に訪れているはずなのに不思議と感じるのです。

しかし、変わらないものもあります。

“子どもたちの笑顔“

“子どもたちの優しさ“

“子どもたちとの繋がり“

私は実際に自分がカンボジアを支援する立場になる前までは、支援先の子ども達と上手く言葉で表すことのできない“友情“で繋がることなど想像していませんでした。
 

数多くいる子どもたちの中で、自分とずっと一緒にいてくれる子どもがいます。それは季節も変わり、半年後の春に訪れた時も子どもたちはバスから降りた私に最高の笑顔で駆け寄ってくれました。

夏に訪れた時に教えた、かな文字での私の名前やキャラクターの絵などを練習し、手紙としてプレゼントしてくれました。
さらに、私のサンダルが壊れて裸足で歩いていると、子ども達は自分達ののサンダルを差し伸べてくれたのです。

心優しい子どもたちは勉強が大好きだということが伝わってきます。言葉が通じない私に、英語の教科書も差し伸べて「教えて」とジェスチャーをしてきます。また、文字がびっしり書かれたノートやテスト結果を笑顔で見してくれるのです。

そんな子どもたちは、夢を持っています。夏のスタディーツアーで夢の絵を描いてもらった時、その子たちは画用紙に教師になった自分の絵を大きく描いていました。

私は、生まれた場所や家庭環境によって、夢への可能性が左右されて欲しくないと思っています。私は実際に支援先の決して満足とは言えない学習環境を目の当たりにしました。〝教室が足りない〟という事実を知っているのにも関わらず、見て見ぬふりはしたくありません。夢を持って頑張っている子どもたちの可能性を少しでも広げたい、それが私の想いです。

私は子ども達からたくさんの元気をもらいました。しかし、そんな子ども達に私はなにをしてあげられているのだろうと自問自答することが何度も何度もあります。

私達はは大学生です。大学生にできること、それはとても限られてしまいます。しかし、〝学生だから〟を言い訳にしたくはありません。

〝学生だからこそできること〟

〝学生国際協力団体だからこそできること〟

〝私だからできること〟があると信じています。

私たちの支援活動は多くの方々のご協力があってこそ、成り立っています。その事を忘れずにこれからも〝私たちだからこそできる〟活動に励んでいきたいと思います。
これからもご支援の程、よろしくお願い致します。