私たちの覚悟（大瀬朝楓　AAEE学生リーダー、上智大学３年）

　大学1年生の夏休み、２週間という期間をネパールで過ごしてから2年、
AAEEの学生アシスタントとして活動し始めて約2年が経とうとしています。
あの夏休みがなければ今の私はいないだろうし、ネパールで肌で感じた衝撃やリアルな一面は今でも忘れることができません。ネパールで出会った人々との交流は私に豊かさと幸せについて深く考えさせるきっかけをくれました。

そして、学生アシスタントになったばかりの1年生の冬に挑戦しようと試みて達成することができなかったクラウドファンディング。
　今回は、東京経済大学の関ゼミの皆さんと共に挑戦します。

　思えば国際協力に興味を持ち大学で様々な分野を勉強する中で、国際協力・国際支援の難しさを改めて実感させられることが多くあります。気持ちだけでは解決することはできないし、私たちが良かれと思ってやったことは、実は現地のニーズに合わず一方通行の支援になってしまうかもしれない。
「持続可能性」が求められる昨今の社会で、どのような行動が持続可能な社会に寄与するのか私自身、日々模索する部分が多くあります。
　では、難しいからといって考えているだけで、何も行動しないまま私の学生生活は終わってしまうのか？
　そんな見て見ぬ振りをするつまらない学生生活よりも、何かアクションを起こしたい！

　一からクラウドファンディングの勉強をしていく中で、不特定多数の方々から支援をしていただくためには思いだけでは難しいことを痛感しました。しかし、私たち学生だからこそできることは何か、金銭的な支援にとどまらず持続可能な取り組みは何かと、様々なことを関ゼミ生の方々と考え続けました。

そこで私たちが出した答えは、「シャムロックスクールに通う一人の子ども（スディップくん）を支援する形でシャムロックスクールに資金提供する」、そしてネパールプログラムで学生サミットを開催することです！

　やると決めた以上、責任を持って前に進んでいくしかありませんが、学費という金銭面に関しては学生の私達だけでは支援することがとても難しいです。ネパールの子供達の明るい未来のためには皆様のお力が必要です。どうかご協力をよろしくお願いいたします。
　長くなってなりましたが、これが私たちの覚悟でありネパールの子ども達に対する気持ちです。