学生団体ONELIFE渉外局長天ヶ谷美奈より挨拶

【大切にしていること】

こんにちは！

学生団体ONELIFE 5代目渉外局長の天ヶ谷美奈です。

大学では、主に心理学と児童学を専門に学んでいます。

 

今回は、私がカンボジアの子ども達から教えてもらって今もずっと大切にしていることをお話ししたいと思います。

 

大学1年生の冬、初めてカンボジアへ行きました。 海外渡航経験はありましたが、途上国へ行くのは人生で初めてでした。 出国前に、カンボジアの歴史や生活、文化について学びました。 途上国＝貧しい国。生活は豊かでなく、つらいものなのだろう。 そのように考えていました。

 

初めて、カンボジアの子ども達に出会った日。 その考えは大きく覆されました。誰一人として、可愛そうな人なんていませんでした。 みんなが温かくて、一瞬一瞬を楽しく過ごしていたのです。 言葉は通じないけれど、たくさんの笑顔をくれました。たくさんの“ありがとう”を伝えてくれました。こんなにも胸がいっぱいになる経験は今までしたことがなかったと思います。

 

そして、 自分の価値観や、自分の中のものさしで相手を否定したり、主観的な意見や先入観で一方的に物事を決めつけていたことに初めて気づかされました。 私は、カンボジアの子ども達にたくさんのことを教わりました。 大学に通い、アルバイトをして、友達と遊んでいるだけの日常を送っているだけの自分では気づくことができなかったことだと思います。

 

「知らないことを知る。」

 

単純なことのようで、とても価値のある貴重なことだと思います。 きっかけや機会があってこそ、得ることのできるものだと思います。 私自身が、彼らにたくさん教わったように、彼らにもたくさんのことを学んでほしい。 知ってほしい。経験してほしい。その気持ちが一層強くなりました。

彼らには夢があります。 将来、何になりたい？と尋ねると、お医者さんや、学校の先生…など、「村のみんなを助ける仕事がしたい！」と、笑顔で教えてくれました。

 

私は、それぞれの夢を叶えられる教育環境が充実してほしい、その一心で教育支援に携わっています。 学生の私たちの力では、限界があるかもしれません。 まだ社会を知らないから、足りないところもたくさんあると思います。 それでも、この活動を通して彼らが新しいことを学び、将来の夢の選択肢が増えるきっかけ・機会を作ることができるのなら、精一杯の気持ちで応えたいと思います。

今回のプロジェクトが達成し、小学校を建設することができたら、そこに通う子ども達にもっともっと広い世界があることを知ってほしい、そう強く願っています。 そして、弊団体の日々の活動、本プロジェクトを支援してくださったすべての方々の想いを、責任を持ってカンボジアの子ども達へ届けたいと思っております。

感謝の気持ちを忘れずに、引き続き活動に精進します。

 

最後まで読んで下さりありがとうございました。

 

学生団体ONELIFE 5代目渉外局長 天ヶ谷美奈