成立しました！ご支援ありがとうございます。

　皆様のご理解、ご協力により、目標額を達成できたことをまずご報告申し上げ、心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。

 

熾烈を極めるロシアのウクライナ侵略戦争を見続け、その際限のない殺戮と破壊の現実から学ぶべきことは、防衛力の増強を求めることなどではなく、その真逆の方向、武器・兵力に頼ることなく、話し合いによる問題の根本解決を求める外交力こそが求められることを認識すべきであるということだと思い知らされています。最前線に送られているロシア軍兵士の声には、80年前、中国戦線に送られ、非人間的行為を平然と実行し、晩年にようやくその記憶の苦痛から逃れるように告白した元日本軍兵士であった人々の体験を、現実のものとして文字通り痛感させられます。

 

ウクライナ国連大使の言葉にあるように、私たちはおかしいと思ったことには声を上げなければならないことを悟るべきです。「防衛力増強」という短絡的な方向に走り、際限のない武力増強競争に加わるべきではないこと、話し合いによる問題解決、外交力の力をこそ求めて愚直に声を上げ続けることこそが、80年前に苦い経験をした私たちのとるべき道であると私は考えます。

 

仙台の街が焼夷弾の炎に焼き尽くされたとほぼ同じ時、岐阜・和歌山・堺の三都市も同じ被害を受けていました。連日、日本の中小都市が同じ運命をたどったことが、容赦ないロシア軍の攻撃を受け、瓦礫の山と化したウクライナの人々の生活の場を見て、改めて現実のことであったと実感させられます。

　

今回、私たちが設置したプレートは小さなものですが、仙台市民に戦争の無残と平和の尊さを思い起こす場として、大きな役割を果たしてくれるものと確信しております。

 

そして、今度は、同じ経験をさせられた全国の無差別都市爆撃の被害を受けた他地域での試みに、私たちが支援できることを心から願うばかりです。

 

この度は、誠にありがとうございました。是非、仙台にお出でいただき、プレートの前に立って、平和の礎を固める輪に加わって下さい。

 

仙台空襲を記録する有志の会

代表　大平 聡