美しさにこだわる

クラウドファンディングを開始して、今日で折り返しとなります。

 

目標の５１％に到達し、９０名もの方々にご支援を賜りました。

心より御礼申し上げます。本当にありがとうございます。

 

まだまだ遠い道のりですが、後半も精一杯頑張って、絶対に前開きの美しく優しいケアブラジャーを作り上げたいと思います。

どうぞ引き続き、応援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

今日は、乳がんご経験者の方のためのランジェリーの美しさにこだわる理由について、お伝えいたします。

 

乳がんと告知をされ、検査から手術・治療に臨んでいる時期、頭の中にあるのは「生と死」「全摘か部分か」「髪が抜ける？抜けない？」「仕事続行か辞めるか」「結婚できるか」「子供を持てるか」。。。。

罹患した年齢やお立場によって違いはありますが、通常では考えもつかないような思考が渦巻いています。

 

一度きりの人生の中で、次から次に押し寄せる怖い思考を受け入れたり振り払ったりしながら、治療に臨むのです。

 

当然、その時期に下着の美しさを求めるだなんて、考えもつかないでしょう。

 

ですが、全摘をしても髪が抜けても、皆さん女性です。そこは健康な人と全く変わりはありません。

 

全摘手術をし、あるはずの胸がない。乳首がない。大きな傷がある。

それはもしかして一般的に見たら異様なことかもしれません。ですが私にとってその胸は、それは尊い「頑張った方」の証なのです。

 

そんな思いをしながら頑張り抜いた女性だからこそ、治療がある程度落ち着いたら、”その後の長い人生”を女性として美しく前を向いて胸を張って生きていっていただきたいのです。

 

傷に優しい、一般的な乳がん用のブラジャーは確かに絶対に必要です。それは本当に優しい気持ちで作られていて、術後すぐの方に絶対に必要なのです。

 

ですが私は私の親友、そしてお客様には　”その後の人生”　のためのブラジャーを作って差し上げたい！美しいレースをあしらい、失った胸はしっかりカバーできる肌あたりが優しくそして面でしっかり支えて美しいラインで術前と同じように、どんなお洋服も美しくご着用いただけるケアブラジャーを、作って差し上げたいのです。

 

こだわりが強すぎて、コスト面など課題はまだまだ沢山ありますが、頑張った女性だからこそ美しいものを！このこだわりだけは曲げられないものです。