
寄付総額
5,880,000円
目標金額 5,000,000円
- 寄付者
- 357人
- 募集終了日
- 2019年7月24日
https://readyfor.jp/projects/ACE_SDGs2019?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
2019年07月09日 17:30
ACEとSDGs: ゴール2について
こんにちは、ACE代表の岩附です。
今日はACEとSDGsシリーズの第3弾。
ゴール2についてです。

ゴール2のロゴマークには「飢餓をゼロに」と書いてあるため、そのイメージが強い方も多いと思います。実際にターゲット2.1には2030年までに飢餓を撲滅すること、1年中栄養のある食べ物にアクセスできることを掲げていますし、2.2は5歳未満の栄養不良に取り組むことも掲げています。ACEのプロジェクトでも、収入向上やライフスキル教育を通じてこれらに間接的に貢献していますが、実はもっと関りが深いのは、2.3以降の農業に関する部分なのです。
実は、世界に1億6800万人といわれる児童労働がどの産業で起きているか見てみると、実はその7割は農業分野です。都市よりも農村部に児童労働は多く、また途上国の産業構造、また単純労働として出来るということも、関係しているかもしれません。
農業に取り組む国際機関FAOも、児童労働に取り組む国際機関であるILOと協力したプロジェクトを進め、農薬の危険性を伝える紙芝居のようなビジュアルエイドも作成しています。
実は、世界に1億6800万人といわれる児童労働がどの産業で起きているか見てみると、実はその7割は農業分野です。都市よりも農村部に児童労働は多く、また途上国の産業構造、また単純労働として出来るということも、関係しているかもしれません。
農業に取り組む国際機関FAOも、児童労働に取り組む国際機関であるILOと協力したプロジェクトを進め、農薬の危険性を伝える紙芝居のようなビジュアルエイドも作成しています。

http://www.fao.org/childlabouragriculture/en/
http://www.fao.org/3/a-i3527e.pdf
現在ACEが焦点をあてているのも、インドのコットン生産地、ガーナのカカオ生産地における、農業の児童労働で、子どもたちの農薬からの影響は特にインドでは深刻です。使い方を誤ったり、多量の農薬に晒されることによる健康被害も起きています。農業の児童労働は、時に子どもたちの命にもかかわる問題なのです。
農業の児童労働というと、大規模なプランテーションで働かされている、というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、実はインドやガーナで私たちが取り組んでいる地域は小規模の農家が農業を営んでいる地域です。各家庭とも、農園を維持するために、農薬や肥料などにお金がかかったり、インドのコットン生産地の場合には種や農薬を買ったり、灌漑設備を作るために借金をしたりしています。しかし、農業は自然の中で行われます。天水に頼る農家も多く、天候や気候、害虫などに左右され、作物がおもうようにとれないこともあるのです。このような小規模農家が抱えるリスクは、そのまま子どもたちに影響します。労働者を雇うお金がなくて子どもを働かせる、学校に行くための費用が足りなくて学校に行かせられないなど、児童労働の誘因となっていくのです。
「スマイル・ガーナ プロジェクト」では、小規模農家が持続的に農業を行うために、農家同士の互助会を組織したり、また農業トレーニングを行ったりしています。また互助会の制度では家計についての講習や、小規模融資の制度などもあります。これらを通じて小規模カカオ農家の収入や生活が安定することで、子どもたちを安心して学校に通わせるための生活の基盤整備を行っています。
インドにおいては、私たちが実施しているピース・インド プロジェクトを卒業し、児童労働がほぼなくなった地域において、企業の協力によって農民へのオーガニックコットンの栽培支援プロジェクトが進行しています。農民に遺伝子組み換えではない種を配布、オーガニックコットンの栽培方法を指導して、それを同企業が買い取り製品として販売する取り組みが行われています。大量の農薬を使うコットン栽培は、土壌を疲弊させます。オーガニックコットンへの転向は、同じ土地で食糧生産をしやすくするだけでなく、本来の土の力を活かす持続可能な農業にもなっています。日本でも今法改正などがあり議論になっていますが、種の保全という点においても、すでに遺伝子組み換えの種が広まっており、そうでない種の確保が大変難しい状況になっています。農業に起きている様々な心配な変化を、インドで目の当たりにしています。
毎日私たちが口にする食物を作る源である農業が、子どもや農家を搾取する形ではなく、持続可能になるように。そこでとられる栄養のある食べ物を、必要な人に、十分に、行き渡せられるように。それによって子どもたちが健やかに育てるように。
ACEのプロジェクトは、このような形でゴール2にもつながっているといえます。
今回のチャレンジも残りあと15日となりました。
達成率は78%。目標の500万円まで、あと106万4000円が必要です。
引き続き、ぜひ応援をよろしくお願いします!
http://www.fao.org/3/a-i3527e.pdf
現在ACEが焦点をあてているのも、インドのコットン生産地、ガーナのカカオ生産地における、農業の児童労働で、子どもたちの農薬からの影響は特にインドでは深刻です。使い方を誤ったり、多量の農薬に晒されることによる健康被害も起きています。農業の児童労働は、時に子どもたちの命にもかかわる問題なのです。
農業の児童労働というと、大規模なプランテーションで働かされている、というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、実はインドやガーナで私たちが取り組んでいる地域は小規模の農家が農業を営んでいる地域です。各家庭とも、農園を維持するために、農薬や肥料などにお金がかかったり、インドのコットン生産地の場合には種や農薬を買ったり、灌漑設備を作るために借金をしたりしています。しかし、農業は自然の中で行われます。天水に頼る農家も多く、天候や気候、害虫などに左右され、作物がおもうようにとれないこともあるのです。このような小規模農家が抱えるリスクは、そのまま子どもたちに影響します。労働者を雇うお金がなくて子どもを働かせる、学校に行くための費用が足りなくて学校に行かせられないなど、児童労働の誘因となっていくのです。
「スマイル・ガーナ プロジェクト」では、小規模農家が持続的に農業を行うために、農家同士の互助会を組織したり、また農業トレーニングを行ったりしています。また互助会の制度では家計についての講習や、小規模融資の制度などもあります。これらを通じて小規模カカオ農家の収入や生活が安定することで、子どもたちを安心して学校に通わせるための生活の基盤整備を行っています。
インドにおいては、私たちが実施しているピース・インド プロジェクトを卒業し、児童労働がほぼなくなった地域において、企業の協力によって農民へのオーガニックコットンの栽培支援プロジェクトが進行しています。農民に遺伝子組み換えではない種を配布、オーガニックコットンの栽培方法を指導して、それを同企業が買い取り製品として販売する取り組みが行われています。大量の農薬を使うコットン栽培は、土壌を疲弊させます。オーガニックコットンへの転向は、同じ土地で食糧生産をしやすくするだけでなく、本来の土の力を活かす持続可能な農業にもなっています。日本でも今法改正などがあり議論になっていますが、種の保全という点においても、すでに遺伝子組み換えの種が広まっており、そうでない種の確保が大変難しい状況になっています。農業に起きている様々な心配な変化を、インドで目の当たりにしています。
毎日私たちが口にする食物を作る源である農業が、子どもや農家を搾取する形ではなく、持続可能になるように。そこでとられる栄養のある食べ物を、必要な人に、十分に、行き渡せられるように。それによって子どもたちが健やかに育てるように。
ACEのプロジェクトは、このような形でゴール2にもつながっているといえます。
今回のチャレンジも残りあと15日となりました。
達成率は78%。目標の500万円まで、あと106万4000円が必要です。
引き続き、ぜひ応援をよろしくお願いします!
目標 2. 飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する
2.1 2030 年までに、飢餓を撲滅し、すべての人々、特に貧困層及び幼児を含む脆弱な立場にある人々が一年中安全かつ栄養のある食料を十分得られるようにする。
2.2 5 歳未満の子どもの発育阻害や消耗性疾患について国際的に合意されたターゲットを2025 年までに達成するなど、2030 年までにあらゆる形態の栄養不良を解消し、若年女子、妊婦・授乳婦及び高齢者の栄養ニーズへの対処を行う。
2.3 2030 年までに、土地、その他の生産資源や、投入財、知識、金融サービス、市場及び高付加価値化や非農業雇用の機会への確実かつ平等なアクセスの確保などを通じて、女性、先住民、家族農家、牧畜民及び漁業者をはじめとする小規模食料生産者の農業生産性及び所得を倍増させる。
2.4 2030 年までに、生産性を向上させ、生産量を増やし、生態系を維持し、気候変動や極端な気象現象、干ばつ、洪水及びその他の災害に対する適応能力を向上させ、漸進的に土地と土壌の質を改善させるような、持続可能な食料生産システムを確保し、強靭(レジリエント)な農業を実践する。
2.5 2020 年までに、国、地域及び国際レベルで適正に管理及び多様化された種子・植物バンクなども通じて、種子、栽培植物、飼育・家畜化された動物及びこれらの近縁野生種の遺伝的多様性を維持し、国際的合意に基づき、遺伝資源及びこれに関連する伝統的な知識へのアクセス及びその利用から生じる利益の公正かつ衡平な配分を促進する。
2.a 開発途上国、特に後発開発途上国における農業生産能力向上のために、国際協力の強化などを通じて、農村インフラ、農業研究・普及サービス、技術開発及び植物・家畜のジーン・バンクへの投資の拡大を図る。
2.b ドーハ開発ラウンドの決議に従い、すべての形態の農産物輸出補助金及び同等の効果を持つすべての輸出措置の並行的撤廃などを通じて、世界の農産物市場における貿易制限や歪みを是正及び防止する。
2.c 食料価格の極端な変動に歯止めをかけるため、食料市場及びデリバティブ市場の適正な機能を確保するための措置を講じ、食料備蓄などの市場情報への適時のアクセスを容易にする。
ギフト
3,000円
①ACEのSDGs達成を応援!全額寄付コース|3,000円
■活動報告メール
【寄付金控除対象】
★本コースは税制優遇の対象となります。寄付受領書の発行をいたします。
- 申込数
- 190
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年12月
10,000円
②ACEのSDGs達成を応援!全額寄付コース|10,000円
■活動報告メール
【寄付金控除対象】
★本コースは税制優遇の対象となります。寄付受領書の発行をいたします。
- 申込数
- 149
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年12月
3,000円
①ACEのSDGs達成を応援!全額寄付コース|3,000円
■活動報告メール
【寄付金控除対象】
★本コースは税制優遇の対象となります。寄付受領書の発行をいたします。
- 申込数
- 190
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年12月
10,000円
②ACEのSDGs達成を応援!全額寄付コース|10,000円
■活動報告メール
【寄付金控除対象】
★本コースは税制優遇の対象となります。寄付受領書の発行をいたします。
- 申込数
- 149
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年12月
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