児童労働ゼロへ。全ての子どもが遊び、学び、未来を自由に描ける世界を
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支援総額

10,572,000

目標金額 10,000,000円

支援者
361人
募集終了日
2025年7月25日

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2025年06月19日 16:49

【スタッフ座談会:前編】ACEの歩みと、ガーナの人々との17年~過酷な調査から始まった共創の道のり~

こんにちは。ACEファンドレイズ担当の青井です。

梅雨はどこへやら、毎日暑いですね…!

熱中症などにくれぐれもお気をつけてお過ごしください。

 

クラウドファンディングへのご支援、ありがとうございます!

171名の方から3,677,000円のご支援をいただいています。

今週中に200名、400万円を目標に立てていまして、ぜひ引き続きの拡散をお願いいたします!

 


さて、児童労働撤廃のためのプロジェクトとしてACE内で近年最も大きな進展を見せているのが「しあわせへのチョコレート プロジェクト」です。
公平でサステナブルなカカオの生産と消費を築くことによる児童労働問題の解決をめざして、ガーナの村での支援を行う「スマイル・ガーナ プロジェクト」、企業連携、業界を巻き込んだ取り組み、ガーナ政府との協働などを行い、みなさまのご支援に支えていただきながら、過去16年で下図のように大きく進展してきました。

時系列でのプロジェクト進展状況についての図

17年前に、ガーナのコミュニティに足を踏み入れたところから始まった当プロジェクト。
ACEの組織発展とともに近年加わったスタッフも含めた5名での座談会を通じて、このプロジェクトがどのように始まり、どのような想いとともに進んできたのかを2回に分けてお伝えできればと思います。


座談会に参加したスタッフ

【白木朋子】
しあわせへのチョコレートプロジェクトを統括。現地の人から「ヤーサントゥーワ」(ガーナのジャンヌダルク)と呼ばれる。ACE共同創設者・副代表。
【佐藤有希子】
チョコレート企業との社会的インパクト創出をめざす連携を促進。2018年入職。
【赤堀友希】
スマイル・ガーナ プロジェクト全体を統括。コロナ渦中は日本から完全リモートでCRADAと連携。2021年入職。
【松本梨佳】
主にJICA委託事業を担当し、年に4回ガーナに渡航。ガーナでの企業とのプロジェクトも担当している。2022年入職。
【伊藤愛】
スマイル・ガーナ プロジェクトのサポートや、ガーナでの企業との連携プロジェクトの実施管理、カカオ市場やカカオ産業における児童労働の動向リサーチなどを担当。2024年入職。

2008年、過酷な現地調査から始まった一歩

佐藤:まずは、ACEがガーナで活動を始めてからの17年の歩みを、関わってきた皆さんと一緒に振り返っていきたいと思います。最初に、当時の調査や立ち上げの状況について教えていただけますか?

 

白木: はい。2008年に初めてガーナを訪ね、村に泊まり込んで状況を見て回りました。井戸の水は干上がり、ミルクティーのような色をした水を取り合うような状態で、生活は想像以上に過酷でした。子どもがカカオ農業のあらゆる過程に関わっていることがわかり、この地で何かを始めなければという想いが強く湧きました。

児童労働をする子どもの写真

赤堀:調査は、村での生活を体験しながら実情を把握していくスタイルでしたよね。白

木さんがその中で感じた、「一方的な支援ではなく、一緒に変化を生み出すことが大切だ」という想いが、今の活動の土台になっていると感じています。

私は2021年にACEに加わり、コロナ禍で現地に行けない状況の中、CRADA(ガーナにおける現地パートナーNGO)とはリモートでやりとりを重ねてきました。

当時から続いている対話が、今の取り組みにも活きていると感じます。

 

伊藤:当初から同じパートナー団体と連携を続けているのも、ACEの大きな特徴ですよね。

ACEも小さな組織だったからこそ、対等な関係でのパートナーシップが自然と築けたのだと思います。

私自身は2024年に加わりましたが、今もその姿勢は大切にされていて、現地のスタッフもとても前向きに取り組んでくれています。

最近はCRADAの体制強化にも携わっていますが、共に成長できる関係性があることを実感しています。

 

松本:私は2023年に入職し、昨年からJICAの委託事業で1年の半分弱、主にガーナの地方で仕事をしてきました。

 現地の人たちと関わる中で、白木さんが当時感じた「ともに変化を起こす必要がある」という気づきの重みを実感しました。

その想いが、今の活動の方向性をかたちづくっていることを強く感じます。

スマイル・ガーナ プロジェクトと現地パートナー団体との信頼構築

佐藤: スマイル・ガーナ プロジェクトはどういう考えから立ち上がったのでしょうか?

 

白木: 調査で分かったのは、子どもたちがカカオの労働に関わっていたり、学校環境が整っていないこと、学用品も揃わないことでした。

それをもとに、子どもに関わる村の関係者みんなで児童労働のない地域をつくる「エリアベース・アプローチ」を構想しました。

 

赤堀: 村の中で児童労働がおきていないかウォッチするモニタリングシステムも初期から導入していたんですよね。

今ではCCPC(村の子ども保護委員会)と呼ばれていますが、地域住民が子どもたちの状況を見守る仕組みが早くからあったのが特徴です。

CCPCメンバーとCRADAのスタッフ

白木:農民支援や教育支援も含めて、村の暮らし全体を底上げする設計でした。

CRADAとの連携も、最初から一緒に立ち上げていったという意味で、単なる受託者ではなく「共創者」という感覚でしたね。

 

伊藤: 現地に常駐せずにここまで関係を築けたというのは、ACEのユニークなスタイルだと思います。 

チョコレートから生まれた企業連携の輪

佐藤: 初期の資金調達はどうしていたのでしょうか?

 

白木: 最初は寄付つきのチョコレートを作って、バレンタインシーズンの義理チョコ用として手売りしていました。スタッフ総出で売り場に立って販売していました(笑)。

初年度は当初1,000パックを売る想定が、ラジオ等でとりあげていただいて8,000パック売れた時はうれしかったですね。

 

佐藤: 熱量が伝わってこそですね。最初は個人の方々が活動を支えてくれたんですね。

 

寄付つきで販売していた「しあわせを運ぶ てんとう虫チョコ」

 

白木:その後、森永製菓が「1チョコ for 1スマイル」で支援してくれるようになって、他の企業からも支援をしていただけるようになり大きく広がりました。

チョコレートの販売を本業としている企業からの支援は、私たちが特別に用意したチョコを手売りするよりもはるかに効率的ですし、私たちが本来やるべき課題解決に力を注げるようにもなり、まさに活動の基盤を支えてくれています。

 

赤堀:企業からの支援が増えることにより、支援を届ける村の数も増えて、インパクトも大きくなりましたね。

 

白木:一番最初に支援した村がプロジェクトを卒業する時には、CCPCの方が「もう自分たちでできるから大丈夫」と言ってくれて、感動し涙が出たのを覚えています。

 

松本:支援によって、村の人たちが誇りを持ち始めたことも、プロジェクトの成果の1つですね。

 

制服を着て学校に通う子どもたちの写真

 

(座談会は、2025年6月下旬公開予定の「しあわせへのチョコレートプロジェクト活動報告書」より引用)

 

後編はこちら:https://readyfor.jp/projects/ACE_SDGs2025/announcements/381378

 

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リターン

3,000+システム利用料


【寄付金控除対象】子どもたちに自由の力を!3,000円応援コース

【寄付金控除対象】子どもたちに自由の力を!3,000円応援コース

●感謝のメールをお送りします
●活動報告をメールでお送りします

★本プロジェクトへのご寄付は税制優遇の対象となります。寄付受領書は2025年10月に送付予定です。
★複数口でのご寄付も可能です。

申込数
117
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年10月

5,000+システム利用料


谷川俊太郎の詩「そのこ」ポストカード【寄付金控除対象外】

谷川俊太郎の詩「そのこ」ポストカード【寄付金控除対象外】

谷川さんは、ACEの活動に賛同してくださり、毎月の寄付で活動を支える「子どもの権利サポーター」として長年ご支援してくださいました。

2010年、谷川さんに「『サポーターとしてACEを応援しています』というメッセージをいただきたい」とお願いしたところ、最初は断られてしまいましたが、「僕は詩人だから。難しいかもしれないけど、詩で協力するよ」とおっしゃってくださいました。

そうして書き下ろしてくださったのが「そのこ」という詩です。遠く離れた空の下、カカオ農園で働きながら暮らす「そのこ」と、日本に住んでいる「ぼく」の日常を描いたこの詩をポストカードとしてお届けします。誰かと想いを分かち合うきっかけとして、ぜひご活用ください。

●「そのこ」ポストカード3枚
●感謝のメールをお送りします
●活動報告をメールでお送りします

※本コースは税制優遇の対象外となります。寄付金受領証明書の発行はできかねますのでご了承ください。

申込数
49
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年9月

3,000+システム利用料


【寄付金控除対象】子どもたちに自由の力を!3,000円応援コース

【寄付金控除対象】子どもたちに自由の力を!3,000円応援コース

●感謝のメールをお送りします
●活動報告をメールでお送りします

★本プロジェクトへのご寄付は税制優遇の対象となります。寄付受領書は2025年10月に送付予定です。
★複数口でのご寄付も可能です。

申込数
117
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年10月

5,000+システム利用料


谷川俊太郎の詩「そのこ」ポストカード【寄付金控除対象外】

谷川俊太郎の詩「そのこ」ポストカード【寄付金控除対象外】

谷川さんは、ACEの活動に賛同してくださり、毎月の寄付で活動を支える「子どもの権利サポーター」として長年ご支援してくださいました。

2010年、谷川さんに「『サポーターとしてACEを応援しています』というメッセージをいただきたい」とお願いしたところ、最初は断られてしまいましたが、「僕は詩人だから。難しいかもしれないけど、詩で協力するよ」とおっしゃってくださいました。

そうして書き下ろしてくださったのが「そのこ」という詩です。遠く離れた空の下、カカオ農園で働きながら暮らす「そのこ」と、日本に住んでいる「ぼく」の日常を描いたこの詩をポストカードとしてお届けします。誰かと想いを分かち合うきっかけとして、ぜひご活用ください。

●「そのこ」ポストカード3枚
●感謝のメールをお送りします
●活動報告をメールでお送りします

※本コースは税制優遇の対象外となります。寄付金受領証明書の発行はできかねますのでご了承ください。

申込数
49
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年9月
1 ~ 1/ 15


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