【応援メッセージ】石田 貴美恵さん

「ふぇみん婦人民主新聞」の石田 貴美恵さんから応援メッセージが届きました。ありがとうございます。

石田 貴美恵（ふぇみん婦人民主クラブ）

核に絡む様々な問題にはいまだ出口が見えていません。

「被ばく『封じ込め』の正体」という、広島、長崎、福島、マーシャル諸島、そして放射線被曝防護を取材してきた5人のジャーナリストによる岩波ブックレットを読む機会があり、10月18日に開かれたシンポジウムに参加しました。取材者の皆さんのお話を聞き、核爆弾による被爆も原発事故による被曝も、被害が正当に認められているとは言い難いということを痛感しましたし、引き続き関心とかかわりを持っていくことが必要と感じました。

福島原発事故は収束とはほど遠く、さらに、六ヶ所村再処理工場は竣工から30年を経てもいまだ完成の見通しは立っていません。ほかにも問題山積。福島原発事故によって政府は原発をやめる方向に（少しでも）いくのか、と思いましたが、結局また推進に舵を切っています。

こういう状況のなかで、原発に関連してなにかトラブルなどの報道を耳にすれば、最初にアクセスするのは原子力資料情報室のサイトです。実はどちらかというとまだ紙頼りの場合も多いのですが、「見やすく、わかりやすく、使いやすい」ウェブサイトのリニューアルに期待しています。そうなれば、紙頼り世代もサイトに気楽にアクセスできるようになるかも知れません。

「反原発」の旗を早く降ろすことができるように、同時に『脱原発後』の世界を作っていけるように。原子力資料情報室には「頑張って」だけではなく、「共に頑張っていきましょう」と伝えたいです。