残り10日間！！　指揮者宮崎さんからのメッセージです！

たくさんのご支援と応援、本当にありがとうございます！

 

出演者、スタッフからのメッセージの最後に、音楽面の中心を担う指揮者からのメッセージをお届けします。
作品全体を高いレベルへ導く、まさにこのプロジェクトの要です！

 

本番に向けて準備が佳境に入る中、クラウドファンディングも残りわずか。
どうか最後まで、応援の輪を広げていただけたら嬉しいです。

 

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合唱団『Coro della Via Lattea』旗揚げ公演に寄せて

 

「合唱団の旗揚げに指揮者として参加しませんか？」そう声をかけていただいたとき、私は心からワクワクしました。

新しく生まれる合唱団『Coro della Via Lattea』――その響きだけで期待に胸が膨らみます。

そんな記念すべき旗揚げ公演のためのクラウドファンディングが、驚くべき速さで第一目標の20万円を達成したことを聞き、「すごい！」と思わず声を上げてしまいました。

まだ実績もない段階でのこの達成は、この合唱団にどれほど大きな期待が寄せられているのかを物語っています。

そして何よりも、このスピード感を支えている主宰の奥村さんをはじめ、関係者全員の熱意と行動力には本当に感動しています。

 

 私たちが今回上演するオペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ』は、まさにこの合唱団の船出にふさわしい作品です。

舞台は19世紀後半、イタリア統一後間もないシチリアの小さな村。

伝統や宗教的規範という目に見えない強い力が、個人の自由な感情を押さえつけている中で、人々がどう生き、愛し、葛藤するのかが描かれています。

合唱団はまさにこの村の住人であり、作品全体の空気感や同調圧力そのものを体現する存在です。ある意味、このオペラの真の主役であり、物語の核となる重要な役割を担っています。 

このオペラの合唱は、ただ舞台に立ち、歌を楽しむだけでは務まりません。一人ひとりが村の住人としてその場に立ち、物語の緊張感をリアルに感じ、それを声や表情で表現する役者でもあるのです。

特にイースターの場面では、宗教的な喜びに満ちつつも、村全体に流れる微妙な緊張や葛藤を、合唱の歌声で表現します。

想像するだけでワクワクします。

今回、演出の奥村さんをはじめ、合唱団の皆さまと共に、この作品の世界観を作り上げることができることに、私は大きな喜びを感じています。

それと同時に、この重要な役割を担う合唱団と共に作品を深めていく責任感に、身が引き締まる想いです。

私が今回、指揮者としてこの舞台に立つとき、一番楽しみにしている瞬間は、皆さんの歌声や感情がひとつに重なった時に生まれる、鳥肌が立つほどの美しい一瞬です。

その瞬間は、私たちがこの作品を「ただの公演」ではなく、一生忘れられない「芸術」に昇華させる瞬間です。

この合唱団の旗揚げを、ぜひ一緒に盛り上げていきましょう！

皆さまの応援を心からお待ちしています。