九七式中戦車改、里帰り直前の急展開!?輸送費用のご支援を
九七式中戦車改、里帰り直前の急展開!?輸送費用のご支援を

支援総額

17,183,000

目標金額 12,000,000円

支援者
874人
募集終了日
2025年2月20日

    https://readyfor.jp/projects/Chi-Ha?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note
2025年01月15日 11:09

里帰りする「九七式中戦車改(新砲塔チハ)」とはどんな車輌?

「九七式中戦車改(新砲塔チハ)」は、戦前の日本の工業技術のひとつの到達点と言える「零戦」や「大和」と並ぶ「九七式中戦車(チハ)」の対戦車能力向上を図った改良型として、昭和17年4月(1942年)にフィリピン攻略戦に初めて姿を現しました。

BP-60C26_20241021_111527_0004.jpg

「開戦時の日本は戦闘機や戦艦は世界基準にを追い抜いたが、戦車はダメだった」という論調を耳にしますが、明治維新以降、挙国一致の近代化を図る中で戦車だけが周回遅れなどということはあり得ません。

 

1939年に満州国と旧ソ連との国境紛争として惹起したノモンハン事変(ハルハ川の戦い)は、日本軍戦車がソ連戦車に完膚なきまでに負けたことになっていますが、旧ソ連軍が投入した「T26軽戦車」は車体前面装甲15mm、砲塔防盾部25mm。「BT-5快速戦車」は車体前面が13mm、砲塔防盾部20mm、日本軍の「八九式中戦車」は砲塔、車体前面共に17mm、「九五式軽戦車」は砲塔車体共に12mm、少数が投入された「九七式中戦車」は砲塔、車体共に25mmであり、数値比較では「九七式中戦車」が一番装甲板が厚かったことになります。

九七式中戦車.jpg

近年の歴史研究では、実際にはソ連軍戦車も日本軍戦車も相手方の砲弾が命中すれば被害甚大という状況であり、数に勝るソ連軍が損耗を恐れぬ運用で勝機を掴んだことが判明しています。我々が歴史から学ぶとすれば、ソ満国境の辺境地にあれだけ多くの兵員と車両を投入できるはずがないと、自分の物差しで判断した日本陸軍幹部の秀才たちの判断ミスの部分です。

 

とはいえ、ソ連軍の45mm戦車砲の貫徹力はわが軍の戦車砲と比べて大きかったので、日本の戦車開発陣に衝撃を与えたことも事実です。そこで、それまでの機関銃陣地などを榴弾で破壊するための戦車から、対戦車戦闘を主眼として徹甲弾による装甲板の貫徹を狙った長砲身の戦車砲を搭載することになり、47mm戦車砲を搭載するために一回り大きな砲塔を搭載した改良型として「九七式中戦車改(新砲塔チハ)」は太平洋戦争開戦とほぼ同時に誕生したのです。

 

一式(表4アタリ)916.jpg

「九七式中戦車チハ」は零戦と同じく、本来であれば開戦劈頭の勢力拡大が終わった1942年後半には、世代交代が進むべきであったのですが、後継の「一式中戦車チヘ」の部隊配備は皇紀2601年の末尾を取って一式(1941年)となったにも関わらず、1944年になってからでした。

 

結果として、第二次世界大戦期の戦車砲の大口径化と装甲板強化による戦車の大型化の世界的な潮流に、我が国は付いて行けませんでした。島国であるために、限られた工業生産力が航空機や艦船へ優先的に配分されたことが原因です。米軍のM4シャーマン中戦車に対抗すべく開発された「四式中戦車チト」に至っては終戦時に試作車両2両(諸説あり)が完成したのみという状況でした。

四式中戦車_03_表.jpg

しかし、その戦車開発技術は戦後の国産戦車「61式戦車」へと受け継がれて行くのです。

 

実行者:小林 雅彦

 

 

 

 

リターン

3,000+システム利用料


感謝のメールコース|3,000円

感謝のメールコース|3,000円

●感謝のメールをお送りします
●米国からの里帰り経過を活動報告でおしらせします

申込数
321
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年4月

10,000+システム利用料


修復の様子をお知らせコース|10,000円

修復の様子をお知らせコース|10,000円

●感謝のメールをお送りします
●米国からの里帰り経過を活動報告でおしらせします
●メールマガジンにて修復の様子を随時ご報告いたします

申込数
411
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年4月

3,000+システム利用料


感謝のメールコース|3,000円

感謝のメールコース|3,000円

●感謝のメールをお送りします
●米国からの里帰り経過を活動報告でおしらせします

申込数
321
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年4月

10,000+システム利用料


修復の様子をお知らせコース|10,000円

修復の様子をお知らせコース|10,000円

●感謝のメールをお送りします
●米国からの里帰り経過を活動報告でおしらせします
●メールマガジンにて修復の様子を随時ご報告いたします

申込数
411
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年4月
1 ~ 1/ 9


最近見たプロジェクト

もっと見る

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る