
支援総額
目標金額 10,000,000円
- 支援者
- 596人
- 募集終了日
- 2020年12月25日
【FALLOUTプロジェクト中間報告】来年3月の完成を目指しています
こちらの報告書は2022年9月にご支援をいただいた皆様に郵送いたします。
クラウドファンディングでご支援頂いた皆様へ。
本来ならば昨年中に終了していなければならないプロジェクトでしたが、1年以上完成が遅くなっていること、心よりお詫び申し上げます。
8月に1ヶ月半のアメリカ取材を終え、映画は来年3月の完成を目指しています。
2022年9月26日にスタートしたクラウドファンディングは、90日間を経て、同年12月26日に終了し、15,811,000円のご寄付を頂くことになりました。
その中から、READYFOR へ17%にあたる2,296,700円を支払い、1 年以上わたり伴走して頂いた鎌倉幸子さんへ5%にあたる678,800円を支払うことで、残り12,835,500円でのスタートとなりました。
多額の金額とともに皆さまから託して頂いた思いを重く受け止めています。
FALLOUTプロジェクトの目的
ロシア・ウクライナ問題でも核兵器の使用(原発攻撃)が現実味を帯びてきた今、「核兵器をもたなければ国際的ステージに立つことができない」「ロシアや中国、北朝鮮が核兵器を持っている以上、日本も持たなければ自国を守れない」「核兵器をなくすなど夢物語でしかない」など、核兵器をもつことの正
当性が強く語られるようになっています。
これらのロジックにおいて、完全に抜け落ちているのは、核兵器製造の過程で起こった地球規模の被曝です。
この事実がまったく知らされてないのです。
私たちは、核兵器を製造する過体において、自らの健康、家族の健康、友人の健康。それぞれの命と健康を、知らないうちに差し出しています。この重大な事実を知らないまま、核兵器を持つことを許し、その使用の有無を論じています。

▲1950年代行われた核実験見学ツアーが行われた場所 (ネバダ核実験場付近)を特定。地元の方を取材
これまで国内外300か所で2作品の映画を上映、さらにはテレビを通してその事実を伝えてきました。しかし、日本国内に、うねりを作ることができませんでした。
そのことから、プロジェクトでは、核兵器を多く所有するアメリカの人々に事実を知らせ、ムーブメントを引き起こし、さらにそ動きを世界へと広げていきたいと考えたのです。
上映活動の中心がなぜアメリカなのか
アメリカでは、市民レベルのムーブメントが2度にわたり大統領を動かしているという歴史的事実があるからです。
1度目は、1963年、女性を中心とした活動によってアメリカの子どもたちの放射能汚染が署名され、ケネディ大統領が大気圏内核実験の中止を呼びかけ、核実験による放射能汚染から地球を守りました 。
2度目は女性記者によって国家ぐるみの放射能人体実験がスクープされ、クリントン大統領が 、調査委員会の立ち上げを命じ、その結果、謝罪し 、補償を行いました。
私は、アメリカで3度目のムーブメントを起こせるのではないか、と考えてい ます。核実験によってアメリカ全土が放射能汚染している事実を、映画を通してアメリカの人たちに知らせたいのです。
「あなたたちの暮らすまちが、1940年代から放射能で汚染している。そのこと が知らされていません 。あなたたちには知る権利があります。そして政府には知らせる義務があります。あなたや家族や友人が知らないうちに危険にさらされてきました。それでいいのですか?」と問いかけたいのです。

▲セント・ルイス市内大学ライブラリーで 資料を見る
私は、アメリカにムーブメントを起こしたいのです。そうしなければ、この核兵器の問題は、解決の方向へ進まない。と考えています。アメリカでムーブメントが起これば、日本にも大きな影響を及ぼすでしょう。
その立地から、アメリカ、イギリス、ロシア、中国などの核実験によって、日本列島が強烈な放射能汚染をし続けたことを知ってもらいたいのです。さらには、チェルノブイリ原発事故、福島第一原発事故によって放射能汚染にしたことについて、強い危機感をもってもらいたいのです。
そうしなければ、私は、今後起こる可能性がある核戦争、原発事故を防ぐことはできないと考えています。
だから、2023年夏から全米を巡る上映ツアーを行います。

▲セント・ルイスで取材中
2年遅れとなった映画
クラウドファンディングを経て、2021年1月スタートとなったFALLOUTプロジェクト(映画製作と上映活動)ですが、2020年から始まったコロナが収束を見せず、アメリカ取材ができない状態となってしまいました。
振り返ると2020年1月末、イギリスで退役軍人を取材し、日本に戻ってきた直後にコロナがまん延したのを思い出します。
その後、アメリカで頻発したアジア人ヘイトも重なり、取材について慎重にならざるを得ない状況が続きました。
退職、申請
個人的な出来事ですが、21年3月、核実験でモルモットにされたイギリスの退役軍人を描いたNNNドキュメント21「クリスマスソング」(日本テレビ・2020年5月24日放送)が評価され、文化庁芸術選奨を頂くことになりました。
また、文化庁に申請していた文化庁芸術振興費補助金5,000,000円の申請が通り、(実際に頂けるのは来年4月以降)クラウドファンディング12,835,500円に加え、17,835,500円が映画製作のため使えることになりました。
また、およそ20年間働いたRNBコーポレーションを9月末、61歳で退職し、株式会社伊東英朗事務所をほそぼそと立ち上げることになりました。
*事務所を立ち上げ、今月末で1年。テレビ番組制作などを頑張り、利益は出そうにありませんが、なんとかトントンで決算できそうです(笑)
アメリカ取材
コロナの状況とはいえ、皆様からのお金を預かっていることを考えると、いても立ってもいられなくなり「なんとかアメリカ取材を」と、4月、アメリカ取材を決意。アメリカ往復の航空チケットも押さえたのですが、諸事情により断念。
*キャンセルできないチケットだったのですが、航空会社と交渉し、なんとか返金してもらうことができました。(汗)
47日間
そして今年6月。なんとかスケジュールが整い、24日、日本出発が決定。しかしスケジュールの後半は、まだ未決定のままでの見切りスタートでした。
今回、取材するのは、すべての核兵器のスタート地点であるネバダ核実験場。核実験による被害の大きかったソルトレイクシティやセントジョージなど。また、今回の映画のテーマである「乳歯プロジェクト」に参加した人や研究者(オーシャンシティ、セント・ルイスなど)。全米に流通する食品から核実験由来のセシウム137を検出した科学者でした。(ウイリアムズバーグ)

▲ネバダ核実験場付近にて
休みのないスケジュールを組んでしまい、体調不良など悩みは多かったのですが、献身的なスタッフの協力もあり、なんとか乗り切ることができました。
最終的に被曝者、研究者、科学者、ジャーナリストなど30人を取材することができました。
日本へは、8月8日に帰国。47日間のアメリカツアーとなりました。
費用
今回、アメリカ取材は、最後の調整地であるシカゴ(ホームステイ)も含めて、47日間。
予想を超える700万円以上の費用がかかりました。ホテルは一切使わず、エアビーに宿泊。外食をできるだけ控え、自炊にする。などできる限り節約をしましたが、円安と物価の高騰は、飛行機代、宿泊料金、食材、食事、ガソリン、レンタカーなどすべてにおいて大打撃でした。
最終的には、整理し、すべて公開しますが、現時点で、すでにかなり厳しい状況になっています。
アメリカでの上映ツアーは、自費、もしくは、アメリカでの寄付活動などを考えています。
映画のテーマ
今回の目的である「アメリカ全土の放射能汚染を実証」のために、設定されたテーマは、1950年代から60年代に行われた「乳歯プロジェクト」です。
半世紀が過ぎた今となっては、アメリカでも知る人はほとんどいません。一般市民である女性が中心となり起こした行動によって、全米の子どもたちが放射能で汚染していることが証明され、1963年、ケネディ大統領が大気圏内核実験の中止を世界に呼びかけ、それが実現。大統領は、その1ヶ月後、暗殺されます。

▲公的なデータを元に地図に表示された核実験による放射性物質の広がり(今回取材した研究者による)
今回の取材では、アメリカに住む広島の被曝二世の方やセント・ルイス市内の新聞記者の協力で、当時、乳歯を提供した人に取材を呼びかけることができました。多くの方が名乗りをあげてくれたのです。
そして、もう一つの副テーマは、「女性」です。第五福竜丸事件で多くの署名を集めたのも女性でした。『命』に目を向ける女性の行動こそが変革を起こす、その視点を伝えていきたいと考えています。
また膨大な機密文書から全米の放射能汚染を証明した科学者や多くの被曝者、活動家を取材しました。
また、過去の話ではないことを証明するため、現在アメリカで流通している食品に核実験由来のセシウムあることを発見した科学者を取材。FALLOUTプロジェクトの目的に訴求する映画に仕上げていきたいと考えています。
今後のスケジュール
帰国した翌日、8月9日から取材した30人のインタビューを文字に書き起こし、AIを使った(予算がないので翻訳できない)翻訳を行っていますが、自分自身の仕事であるテレビ番組の制作などもあり、思うように進んでいません。
なんとか9月中旬には終わらせたいと思っています。
9月中旬~来年2月までの半年で編集
来年2月から仕上げ作業
3月中旬ナレーション収録のため渡米(現在、ハリウッド俳優によるナレーション収録の可能性があります)
3月末に完成(文化庁の補助金の締切があるため、3月末がリミットです)
映画は、英語で完成。日本語字幕をつける予定です。
リターンでの上映について
映画の完成が遅れており、大変に申し訳ありません。
来年4月以降、状況が整い次第、お知らせいたします。
おそらくDVDなどの作成、チラシ作成などを考えると、来年6月以降になると考えられます。

▲事務所編集機の前で
アメリカでの上映活動
6月もしくは7月、アメリカでの上映ツアーをスタートさせます。
上映は、まず、今回取材した場所をめぐり、協力を仰ぎながら小規模の上映を行います。
できるだけ、地元メディアへ取り上げてもらい、小さな動きを作っていきます。上映は、レンタカーなどを使い、こまめにできるだけ数多く上映していきます。
上映会場では、クラウドファンディングで作らせて頂いたコミックを寄付のリターンとして活用し、活動資金にあてます。

▲英語で作成したコミック「POST-X YEARS」
小さな上映活動を辛抱強く続け、大きなメディアに取り上げてもらうことを狙います。
ツアーは、おそらく1ヶ月などの単位で区切り、何度かに分けて行うことになると考えられますが、予算やスケジュールによって変化していきます。
また各映画祭に出品することで、できるだけ多くのメディアの目に触れるようにします。
必ず、アメリカにムーブメントが起きることを信じ、活動を続けていきたいと思います。
また、FALLOUTプロジェクトが大きく動き始めた場合、財団化なども視野に入れていければと考えています。特に、日本とアメリカに1か所ずつの事務局を置くことができれば、上映活動やメディァへの対応、研究者のネットワーク構築などがスムーズに進められます。ボランティアでは負担が大きく、いずれにしても寄付などによる費用が予測できないので、今後、少しずつ考えていきたいと思います。
クラウドファンドの費用で1000冊作らせて頂いたコミック「POST-X YEARS」については、原価1000円となっています。
アメリカでの上映では、寄付へのリターンとして使用できないかと考えています。
2022年
- 6月~8月アメリカ取材
- 9月~2023年2月編集
2023年
- 3月完成
- 6月?リターンの上映スタート(未定)
- 7月アメリカ全土上映ツアースタート(未定)
アメリカで女性たちがケネディ大統領を動かし大気圏内核実験が中止され、女性記者がクリントン大統領を動かし放射能人体実験に対し謝罪と補償が行われました。アメリカ全土の放射能汚染を知らせることでアメリカの人たちが声を上げ、アメリカ政府が動く。また、そのことが核兵器廃絶へ大きなきっかけになる。とぼくは信じています。諦めないで事実を伝え続けます。

▲ネバダ核実験サイト入口ゲート付近にてレポート
連絡先
FALLOUT事務局(伊東英朗 事務所 内)
愛媛県松山市山越6-6-22 白鳳会館2F
itohideaki0915@gmail.com
リターン
5,000円

リターン不要の方むけ
・監督の伊東からのお礼のメッセージ
※このコースはリターンをお届けしないかわりに、いただくご支援をできるだけ多く、プロジェクト実施のために使わせていただくコースです。寄付控除の対象にはなりません。複数口でのご支援も可能です。
- 申込数
- 197
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年1月
10,000円

リターン不要の方むけ
・監督からのお礼のメッセージ
※このコースはリターンをお届けしないかわりに、いただくご支援をできるだけ多く、プロジェクト実施のために使わせていただくコースです。寄付控除の対象にはなりません。複数口でのご支援も可能です。
- 申込数
- 157
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年1月
5,000円

リターン不要の方むけ
・監督の伊東からのお礼のメッセージ
※このコースはリターンをお届けしないかわりに、いただくご支援をできるだけ多く、プロジェクト実施のために使わせていただくコースです。寄付控除の対象にはなりません。複数口でのご支援も可能です。
- 申込数
- 197
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年1月
10,000円

リターン不要の方むけ
・監督からのお礼のメッセージ
※このコースはリターンをお届けしないかわりに、いただくご支援をできるだけ多く、プロジェクト実施のために使わせていただくコースです。寄付控除の対象にはなりません。複数口でのご支援も可能です。
- 申込数
- 157
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年1月

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