【CACI物語：卒業犬 ⑧「アリス・エレノア」”くりぃむ”】

ペットショップで半額処分セールになっていたジャックラッセルテリアの「くりぃむ」を迎えて2年が過ぎた頃、実姉が児童養護施設に預けられた子供の里親になっていた事もあり、保護犬に興味を持ちました。

 

元々大型犬との暮らしに憧れていたので、漠然と迎え入れるのは大型犬と決めていました。

大きくても若く人気の犬種は直ぐに里親さんが見つかるので、ならば我が家はなかなか里親が見つからない子をと思っていた矢先、CACIのHPに目が留まったのです。

 

それからは鳥猟犬を家族に迎え入れられた里親さんのブログを読み漁り、悲惨な状態から見事に輝きをはなち変身していく様子や、徐々に家族になっていく様子、アクティブで充実した日々の様子を見て、不安よりも私も鳥猟犬と暮らしてみたい！という高揚した期待感が広がりました。

 

そして、CACIより迎え入れた「アリス」

こんな可愛くて従順な子達がなぜ捨てらなければいけないのか、怒りが込み上げて来ます。

そして、前の飼い主に対して

「こんな可愛い子を手放してくれてありがとう。この子のお陰で私達は今こんなに幸せです。あなたは幸せになるチャンスをみすみす逃しましたね！」と言いたい。

 

CACI金子代表のマッチング力は抜群！！そして、もし何か困った事が起こったとしても適切なアドバイスをくださるので、ペットショップから迎え入れるより、犬も飼い主も幸せになれると実感しました。

 

また、保護犬の場合はある程度性格も分かっていますし、トライアル期間にじっくりと相性を見極める事ができます。先住犬がいる場合はなおさらです。

 

楽しい年月を重ね、アリスは天寿を全うし、天に召されました。

推定14歳9ヶ月

 

 

アリスが旅立ち一月半。

まだまだいつもアリスが家の中のいつもの場所からコチラを見ているような気がするのですが、

CACIから、また大切な命を受け継ぎました。

 

「エレノア」(通称:エリー)です。

福島県南相馬市からの保護犬。推定年齢３歳くらいでしょうか。繁殖犬として飼われていたようです。

酷い飼われ方をしていたのでしょう、フィラリア強陽性。

まだまだ遊びたいさかりなのに、思い切って走らせる事が出来ません。

（＊フィラリア症にかかると心臓に負担がかかるため、走らせる等の運動をさせることはできません）

 

その他、子宮蓄膿症、甲状腺機能低下症、アレルギー等の疾患を抱えています。

フィラリア症が落ち着くまで、投薬治療で疾患を抑えていたのですが

昨年、子宮蓄膿症が遂に悪化し、命が危ぶまれる状態に陥り緊急手術をしました。

その際、避妊手術も同時に行い、現在は穏やかな日々が続いています。

 

家族に迎え入れるにあたり、病を持っていることは全く意識しませんでした。

これらの疾患は、この子には何の責任もありません。全ては前の飼い主が適正な飼育をしてこなかったのが原因です。

 

先住犬のジャックラッセルテリアとの相性、我が家のスタイルに合えば大丈夫。

もし体調に問題が起これば、我が家で出来る範囲の事を対応するだけ。当然の事だと思っています。

 

とてもとても素直な子で、色んなことに興味津々。人も犬も大好きで、可愛い盛りのエリーです。

 

▲ 左は迎えたばかりのエレノア。右は5か月後です。栄養が行きわたり、体毛が出てきました。

 

我が家のできる範囲でCACIのお手伝いはできないものかと考え

年1回　開催される「CACI　同窓会」幹事を務めさせていただいております。

微力ながら、CACIと共に伴走できることを、うれしくそして楽しく感じています。

 

これからも、エレノア、くりぃむ、そしてお空のアリス共々、よろしくお願いいたします。