【CACI物語：卒業犬 ⑨「ねね・たら・鈴」 メル】

先住犬を亡くした耐え難いペットロスから立ち直り、愛護センターからイングリッシュ・セッターを迎えました。メルです。ところが散歩をすると真っすぐ歩かない、穴は掘る、鳥を見つけると動かないなど、今まで飼っていた犬たちとはまるで様子が違います。

 

そこで、イングリッシュ・セッターについて調べていくと鳥猟犬の保護活動をしているCACIに行き当たりました。その後、フリマなどにお邪魔したりしていました。

 

鳥猟犬はとても魅力的な犬種です。惚れ惚れするほどの美しいのです。

 

とても捨てられた保護犬とは思えないほど、温かく信頼に満ちたまなざして、こちらを見つめます。

そして鳥猟犬を迎えて一番の楽しみは、嬉々としている犬たちと共に自然の中で過ごすことです。

もちろん、放たれた犬を呼び戻すための訓練はしっかりと受け、共に自然を満喫します。

 

 

その後、メルが亡くなり、自然な流れでCACIから保護犬イングリッシュ・ポインターの「たら」、イングリッシュ・セッターの「鈴」、を迎え入れました。

 

猟犬と聞くと「怖い」を思われるかもしれませんが、オンとオフがとてもはっきりしていて、屋外ではお仕事モード、屋内ではとてものんびりしています。

 

大概の保護された鳥猟犬は家庭での生活は初めてのことばかり。体の大きな仔犬と思って家庭のルールを教えてあげれば素晴らしい家庭犬となります。

 

自然を満喫するだけでは飽き足らず、FT競技にも挑戦しました。

きっかけCACI里親さまからのお誘いからです。

メルは1回チャレンジ

たらは2度の挑戦のなかでナント3位に入賞！

 

「全日本英系狩猟犬クラブ」様には、活躍の場を与えてくださり、とてもうれしく思っています。

共に楽しく風を切り、力一杯走り、鳥の匂いを探し、そしてハンドラーに知らせる！最高のバディ！

 

 

 

月日は流れ、”たら”も”鈴”も天国へ

 

 

 

そして新たに高知からCACIにレスキューされた”ねね”と暮らしています。

穏やかで優しい”ねね”です。

犬は本当に、飼い主次第です。