J-TOPの次の20年のために

クラウドファンディング、最後のお願いはJ-TOP現執行委員長の下村昭彦が担当いたします。次の20年をどうデザインしていくか、これは大きな変革が起きている現在において最も重要なことです。

このページでは我々が今後どのような活動をしていくかについて、ご案内させていただきます。よろしくお願い申し上げます。

みなさん、はじめまして。J-TOP議長の下村昭彦といいます。腫瘍内科医です。これまでのREADYFORへの様々な投稿や、ホームページを見てくださった方はホームページの内容から、J-TOPがどのような団体で、どのような活動をしているか知っていただけたことと思います。私からは、これからの20年J-TOPが存続するために何が必要か、考えていることをご紹介したいと思います。

J-TOPはこれまで企業や団体からの寄付を中心として活動してきました。長年に渡って支援を受け続けてこられたのは、J-TOPの活動が医療従事者の教育に貢献していることが認められてきたからだと考えています。一方で、医療従事者以外の方々や医療従事者であっても近くにJ-TOP関係者がいない方々へのJ-TOPの認知度は低いと言わざるを得ません。これは、比較的内向きに活動してきてしまった私達の反省点です。

これからの20年、J-TOPが医療従事者への教育を継続していくためには、社会とのつながり、すなわちpublic relationsが不可欠であると考えます。がんは日本に住んでいる方の半数が生涯に経験する疾患です。また、再発、転移など、他の疾患とは違った特徴を持っています。私達は、そのような病気と向き合う患者さんとともに、チームを作っていきたいと考えています。そのためには、医療従事者や医療関係企業だけでなく、患者さんや患者さんの家族、そして現時点ではがんとはつながりのない方々も含めて、広くJ-TOPの活動を知っていただきたいと考えています。そして、可能であればぜひJ-TOPをご支援ください。J-TOPを支援することは、私も含め将来患者やその家族となりえるすべての方々にとってメリットとなります。

社会の状況は刻一刻と変化しています。これまでのやり方が上手く行かなくなることは少なくありません。J-TOPも現在、変革を余儀なくされています。それでも、病がそこにあり、病に悩む方々がいらっしゃる以上、私達は歩みを止めることはできません。ぜひ、私達とともにがん患者さん、その家族、そしてすべての人達のために、私達と歩んでいただければと思います。