ミャンマー地震に関する現状報告とお礼

 

平素より、ジャパンハートへのご支援を賜り、誠にありがとうございます。

 

この度ミャンマーで発生した地震に際し、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。また、多くの皆さまから温かいお言葉やご支援をいただき、スタッフ一同、深く感謝しております。

 

日本時間の3月28日午後3時20分ごろ、ミャンマー中部のマンダレー付近を震源とするマグニチュード7.7の大地震が発生し、ジャパンハートの活動拠点であるワッチェ慈善病院も震源地付近に位置しておりました。地震発生時、病院内で手術中の患者がおりましたが、揺れが収まった直後に現地の医療者たちが中心となり、患者を安全に病院外へ搬送しました。

 

その後、病院の一階部分が崩壊し、周囲には砂ぼこりが立ち込めるなど、非常に厳しい状況となりました。

 

 ︎現地からの映像はこちら（Facebookの投稿へ遷移します）

 

ジャパンハートは、今回の震源地とされるミャンマー中部に位置するザガイン管区のワッチェ慈善病院を拠点に活動しており、地震発生時には創設者で小児外科医の吉岡秀人が被災、手術中で全身麻酔をかけた患者を人工呼吸器具を使いながら屋外へ緊急搬送したほか、施設で2棟あるうちの1棟が崩壊するなどの被害を受けました。

翌3月29日早朝には震源地エリアに緊急調査チームを派遣、そしてこのたび3月31日より屋外診療と医療物資支援を開始しました。地震による崩壊で運営不可能となったワッチェ慈善病院の敷地内にて、外傷者を含む患者への屋外診療、さらに首都ネピドーにある1,000床規模の基幹病院の要請を受け医療物資のほか水・食料などを直接届けました。

さらに、ザガイン管区での巡回診療を8ヵ所（4月4日現在）で行った他、食料配布も実施しています。

今後も、被害の大きいエリアでの医療支援を継続していきます。

 

皆様にご支援いただいている、新病院「アジア小児医療センター」は、カンボジアに建設していますが、将来的には、ミャンマー・ラオスなど周辺国の患者も受け入れることを目指しています。

 

皆さまからの温かいご支援とご心配に、心より感謝申し上げます。

引き続き、ジャパンハートへのご理解とご支援を賜りますようお願いいたします。