【緊急支援第2弾】マルミミゾウの楽園を密猟者の手から護りたい!!
【緊急支援第2弾】マルミミゾウの楽園を密猟者の手から護りたい!! 2枚目
【緊急支援第2弾】マルミミゾウの楽園を密猟者の手から護りたい!! 3枚目
【緊急支援第2弾】マルミミゾウの楽園を密猟者の手から護りたい!! 4枚目
【緊急支援第2弾】マルミミゾウの楽園を密猟者の手から護りたい!! 5枚目
【緊急支援第2弾】マルミミゾウの楽園を密猟者の手から護りたい!! 6枚目
【緊急支援第2弾】マルミミゾウの楽園を密猟者の手から護りたい!! 7枚目
【緊急支援第2弾】マルミミゾウの楽園を密猟者の手から護りたい!!
【緊急支援第2弾】マルミミゾウの楽園を密猟者の手から護りたい!! 2枚目
【緊急支援第2弾】マルミミゾウの楽園を密猟者の手から護りたい!! 3枚目
【緊急支援第2弾】マルミミゾウの楽園を密猟者の手から護りたい!! 4枚目
【緊急支援第2弾】マルミミゾウの楽園を密猟者の手から護りたい!! 5枚目
【緊急支援第2弾】マルミミゾウの楽園を密猟者の手から護りたい!! 6枚目
【緊急支援第2弾】マルミミゾウの楽園を密猟者の手から護りたい!! 7枚目

寄付総額

3,575,000

目標金額 8,700,000円

寄付者
135人
募集終了日
2024年1月31日

    https://readyfor.jp/projects/LobekeDjanguiprotection?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note
2024年01月31日 20:07

【密林を啓く】 「異種間交流に潜む影―感染症の脅威―」

ページをご覧いただきありがとうございます。UAPACAAパートナーズ・ボランティアの田代です。このシリーズでは、UAPACAAパートナーズの活動に関連する論文の紹介、そこから考えられることについて発信致します。今回は、前回紹介した「チンパンジーとゴリラの交流」を感染症対策の観点から見ていきたいと思います。

 

ロベケ国立公園の観光メッカ、プチ・サバンナ。ゴリラもよく使うバイです

この論文では、ヌアバレ・ンドキ国立公園のチンパンジーとゴリラの間で、積極的な交流が見られたとお伝えしました。この交流には食べ物の共有や遊び、性交渉などが含まれます。すなわち、両種間の距離はかなり密で、唾液や排泄物の交流も盛んであることが考えられます。そして、このような分泌物の交流は、感染症の拡大をもたらすリスクもあります。

 

両種に共通する感染症として、エボラウイルス病があります。エボラウイルス病はウイルス感染症の一つで、致死率は90%以上に達することもあります。過去にこの病気の流行で、ゴリラとチンパンジーはそれぞれ大量死を経験したとされ(例えばゴリラでは、2002年から2003年にかけて、コンゴ共和国の中部で5000頭!が死亡したと推測されています)、今もその脅威は高いままです。従って、彼らの個体数を維持するためには、このような感染症への対策は大変重要な課題です。ロベケ国立公園でも両種の交流が起こると考えられるため、全く他人事ではないのです。

 

また、この脅威はヒトにとっても同様です。エボラウイルス病の原因ウイルスはヒトにも感染し、やはり致死率は90%以上になることも。ロベケ国立公園では、密猟対策としてのパトロール、類人猿の個体数のモニタリング、エコツーリズムの推進などを行っています。このどれもが、ゴリラやチンパンジーとヒトとの交流をもたらし、ヒトでの感染症蔓延も起こる可能性はあるといえます。仮にヒトで蔓延した場合、ゴリラやチンパンジーの保護活動は滞ることになるでしょう。

 

保護に携わる現地スタッフ。彼らを感染症から守ることは、ゴリラやチンパンジーを守ることに直結します

今回例示したエボラウイルス病は、感染力自体は低いため、今すぐロベケで流行してしまう可能性は低いと思われます。しかし、それは感染症対策を怠って良い理由にはならず、常時警戒することが大事になってきます。国際自然保護連合では、ヒトから大型類人猿へ病原体が移ることを防止するために、エコツアーにおけるガイドラインを示しています。これは大型類人猿からヒトへの感染の防御にも活用でき、このヒトを守るという観点も、保護活動には大事な要素です。

 

いかがでしたか?今回はちょっとシビアな内容になってしまったと思います(汗 ですが、保護活動をしていく中で、感染症対策は切り離せない内容であることがお分かりいただけたと思います。感染症というのは非常に厄介で、1つ2つ対策を講じれば良いものではありません。様々な分野に多くの対策をして、ようやく効果が表れます。そして勿論、これら全てに費用がかかります。

 

どうかチンパンジー、ゴリラ、ヒト全てを守る我々の活動に、ご協力を宜しくお願い致します!

 

参考文献

Sanz et al. (2022)Interspecific interactions between sympatric apes」『iScience 25105059

Bermejo et al. (2006)Ebola outbreak killed 5000 gorillas.」『Science314(5805):1564.

IUCNBest Practice Guidelines for Great Ape Tourism

・竹ノ下祐二 (2006)「大型類人猿の保護における感染症問題」『霊長類研究』47-64

ギフト

10,000+システム利用料


NEW【野生動物を守る仲間!】密猟者を逃すな!!その1:衛星携帯電話通信・維持費支援コース

NEW【野生動物を守る仲間!】密猟者を逃すな!!その1:衛星携帯電話通信・維持費支援コース

・10,000円あれば、ロベケのジャングルで密猟の痕跡を見つけるなど緊急事態が発生した場合に、すぐに公園事務所に連絡が可能なスラーヤ等の衛星携帯電話、1カ月分の維持経費や通信費をカバーすることができます(日本で調達できるタイプが複数あるため、集まった資金規模によって機種、契約先などを最終決定します)。
・衛星携帯電話を5台提供できれば、公園事務所と6カ所のバイをローテーションで動物観察する4つのチームが直接交信できるようになり、緊急事態への対応が迅速化されます。

<ギフト>
◆ 活動報告メルマガ
1年間:不定期ではありますが、野生動物の保護活動の様子を今後も追っていただけるよう、UAPACAA会員様に配信しているメルマガをお送りします
◆ 寄附領収書(2024年3月のREADYFORからの入金を確認後、2024年4月末までにお送りする予定です)

※ こちらから寄附領収書以外のギフトなしの「全力応援コース」もお選びいただけます!

申込数
46
在庫数
14
発送完了予定月
2025年2月

12,000+システム利用料


【野生動物を守る仲間!】密着フォローコース

【野生動物を守る仲間!】密着フォローコース

【円安の急激な進行のため、昨年より経費が大幅に値上がりしています…】現在、ポン・カッセのガードポストに詰めている4人1組のチームは、見回りやゴリラ観察路調査をしながら、30日間ジャングルにこもっています。12,000円あれば、彼ら4人の1日分の派遣費用をまかなうことができます。

<ギフト>
◆ 活動報告メルマガ
1年間:不定期ではありますが、野生動物の保護活動の様子を今後も追っていただけるよう、UAPACAA会員様に配信しているメルマガをお送りします
◆ 寄附領収書(2024年3月のREADYFORからの入金を確認後、2024年4月末までにお送りする予定です)

※ こちらから寄附領収書以外のギフトなしの「全力応援コース」もお選びいただけます!

申込数
19
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月

10,000+システム利用料


NEW【野生動物を守る仲間!】密猟者を逃すな!!その1:衛星携帯電話通信・維持費支援コース

NEW【野生動物を守る仲間!】密猟者を逃すな!!その1:衛星携帯電話通信・維持費支援コース

・10,000円あれば、ロベケのジャングルで密猟の痕跡を見つけるなど緊急事態が発生した場合に、すぐに公園事務所に連絡が可能なスラーヤ等の衛星携帯電話、1カ月分の維持経費や通信費をカバーすることができます(日本で調達できるタイプが複数あるため、集まった資金規模によって機種、契約先などを最終決定します)。
・衛星携帯電話を5台提供できれば、公園事務所と6カ所のバイをローテーションで動物観察する4つのチームが直接交信できるようになり、緊急事態への対応が迅速化されます。

<ギフト>
◆ 活動報告メルマガ
1年間:不定期ではありますが、野生動物の保護活動の様子を今後も追っていただけるよう、UAPACAA会員様に配信しているメルマガをお送りします
◆ 寄附領収書(2024年3月のREADYFORからの入金を確認後、2024年4月末までにお送りする予定です)

※ こちらから寄附領収書以外のギフトなしの「全力応援コース」もお選びいただけます!

申込数
46
在庫数
14
発送完了予定月
2025年2月

12,000+システム利用料


【野生動物を守る仲間!】密着フォローコース

【野生動物を守る仲間!】密着フォローコース

【円安の急激な進行のため、昨年より経費が大幅に値上がりしています…】現在、ポン・カッセのガードポストに詰めている4人1組のチームは、見回りやゴリラ観察路調査をしながら、30日間ジャングルにこもっています。12,000円あれば、彼ら4人の1日分の派遣費用をまかなうことができます。

<ギフト>
◆ 活動報告メルマガ
1年間:不定期ではありますが、野生動物の保護活動の様子を今後も追っていただけるよう、UAPACAA会員様に配信しているメルマガをお送りします
◆ 寄附領収書(2024年3月のREADYFORからの入金を確認後、2024年4月末までにお送りする予定です)

※ こちらから寄附領収書以外のギフトなしの「全力応援コース」もお選びいただけます!

申込数
19
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月
1 ~ 1/ 13


最近見たプロジェクト

もっと見る

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る