義足開発ものがたり　【その３】

多くのかたからのあたたかいご支援感謝いたします。義足開発ものがたり続編です。ご覧いただきありがとうございます！

開発方向を「そのまま靴を履ける美しい義足」と定め、まず知見を高めるため義肢装具士の先生に会いに行きました。

義足についていろいろ教えていただき大変ためになりました。またこのころ心強い仲間も増え、いよいよ実現に向け一歩踏み出した感じです。

先生からは、義足の特徴や外せない大事な機能などをお聞きし、新しい仲間も交え我々の目指すモノについて議論を重ねていく。デザインって意外と地道な活動なんです。パっと一瞬でアイデアが沸くこともありますが、こういう議論を重ねることが良いものを産み出す糧になっているのです。

上記写真　パーツのすり鉢になっている形状が実はとても大事な部分。

靴が履けるとはどういった形状なのか？等を考えながらイメージを膨らませていきます。この段階のスケッチは落書き程度のものが多いです。いつも綺麗なスケッチを描いているわけではありません(笑)　靴を履くのに大事なポイントを探り、ある条件（荷重や設計領域など）を設定したのち今回はコンピューターに形状を自動生成させました。さてさてコンピューターが導き出した最適形状は⁉　　つづく。