対話をする触媒になる　鎌倉幸子さん

 

 

対話をする触媒になる　

 

 

鎌倉幸子

かまくらさちこ株式会社

 

 

2006年、シャンティ国際ボランティア会カンボジア事務所図書館事業課に勤務していた私は、アフガニスタン事務所の図書館事業と学校建設の事業評価をサポートするためアフガニスタンに行った。

 

1週間程度の滞在だったが、混乱した時代を経て、一歩ずつ復旧・復興に向かっていたアフガニスタンの、やっと学校に行けるようになった子どもたちの生き生きとして表情が忘れられない。

 

「子どもたちが手にするものが銃ではなく、本を」とアフガニスタン事務所のみんなが言っていた言葉は、子どもが子どもらしく生きる時間を持ってもらいたいという願いに聞こえた。

 

「学校へ行く」という行為そのものが、平和な社会のもとに成り立っているのだと改めて感じた。

 

あのとき、出会った子どもたちがいま、どうなっているのだろうか。

 

余談の許さぬ状況に戻ってしまったアフガニスタン。そのアフガニスタンに2003年に事務所を構え、20年近く現地スタッフと活動を共にしてきた、シャンティの存在価値は大きい。

 

この悲しみに寄りよいBe Humaneな活動を展開されることを期待している。

人と人とが対話をするためには、その間にいる触媒が必要だ。シャンティが触媒となり、これから世界がどうなるのか、現地のあらゆる関係者間の対話を支えてほしい。

 

世界はいま、シャンティが昔から掲げる「共に生き、共に学ぶ」とはなにかを考える時期に来ている。

 

 

 

 

 

 

 

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鎌倉さん、シャンティの原点を掘り下げる大切なメッセージを、本当にありがとうございます。

 

10月15日が最終日です！
【残り24日、目標金額達成まで779万9000円】
緊急支援｜最悪の人道危機が迫るアフガニスタンの避難民を支えたい

https://readyfor.jp/projects/Shanti_Afghanistan2021

 

皆さまのご支援により目標金額の22％を達成しています。

 

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最後まで、どうぞよろしくお願いいたします。