クハ489の屋根を補修|特急あずさやかもめ時代を再現し後世へ繋ぐ
クハ489の屋根を補修|特急あずさやかもめ時代を再現し後世へ繋ぐ

支援総額

3,915,000

目標金額 3,300,000円

支援者
135人
募集終了日
2022年11月30日

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2023年09月03日 23:58

ボンネット型特急が駆けた、全てのゆかりの地を巡る使命を果たしました

まだ夏が全然終わりません。

小松は今年、40℃を越える日もありました。

今までに経験した事の無い異常気象でした。

 

そんな7月8月を経て、9月2日と3日に、撮影会を開催させていただきました。

 

 

4月に一時的にクハ180-5を再現する事になったのには、一つのきっかけがありました。

屋根の補修には屋根全体を覆うローンテックス、防水樹脂が劣化して鉄板を劣化させ、雨漏りの主な原因となっていた事から、その樹脂を手作業で剥離する必要があったのですが、これが極めて時間のかかる作業で、その剥離後にも多くの錆孔が発見され、補修にはもうしばらく掛かりそう。

その期間ヘッドライトを取り外す為、これまでボンネット型先頭車が走った路線のヘッドマークを取り付けて撮影会を続けて来たものの、唯一再現不可能だったのが、「あずさ」だったことから、あえて車体の高さや前面形状の違いには目を瞑り、期間限定で再現する事としたのでした。

 

ボンネット型特急を保存することは、それなりに責任を感じていました。

10年前、この車両が保存出来た事で、不安~挑戦~成功~安定を経てきました。

それはまた新たな、不安~挑戦~の輪廻の繰り返しでもあります。

現役時代には、多くのボンネット型特急が、適材適所に配置され、各々が使命を果たし、その中でクハ489-501も与えられた職責のみを果たしました。

ですが今、博物館の展示物とは異なるため、保存も補修も、鉄道事業者が用いる「全般検査」とは異なります。

 

この10年間、お越しいただいた方の多くから、思い出に触れ、共感し、責任感を高めてまいりました。

その中でこの車両を、単なるクハ489-501に留めて思い出、郷愁にふけるには、やや申し訳ないという思いもありました。

それは、今の姿に顕れて少し全う出来た感があります。

単なるクハ489-501として、今ここに現存するだけで満足せず、解体された100を超える他のボンネット先頭車の、特急の、多くの方の思い出を、ほんの少しの間でも再現出来た事に、心より感謝の念が絶えません。

 

_DSC2700.jpg

 

先月末に閉館した、青梅鉄道公園に、閉館直前の8月27日にお邪魔させていただきました。

当地は市民公園の一角に国鉄が建てた施設で、このコンセプトは規模の大小こそ違えど、今のボンネット広場も同じです。

ですから開設当初の青梅鉄道公園も、無料の施設でした。

再来年にはリニューアルし、中央本線や多摩地域の鉄道文化に特化した車両と展示を中心にしたものにするそうです。

 

今、クハ489-501は、この中央本線の特急列車の代名詞となった「あずさ」にもリスペクトして、クハ180-5仕様にした経緯がありました。

それは、全国各地の特急を再現しようと試みるも、中央東線には489系が入線出来ない、建築限界という問題があったからです。

今回、運転席上部のヘッドライトを、屋根の補修を兼ねて撤去した状態を踏まえて「あずさ」を再現し、中央東線沿線の方にも、ボンネット特急の思い出に是非加わって欲しいと思っています。

 

路線の特性は如何ともし難い、ある意味個性です。

青梅鉄道公園も、個性的な施設に期待しつつ、ボンネット特急の展示は出来ません。

でも、同じ公園施設であるご縁がある事に、理解に留まらず出来るだけ多くの方に、共感して欲しいと願ってやみません。

 

_DSC3459.jpg

 

そして本日以降、再びクハ489-501へ補修を再スタートするべく、徐々に作業も始めています。

現在の姿は、クハ180-5の晩年、L特急ときとして最後の活躍をしていたスタイルを再現しています。

補助ワイパーの撤去、バックミラー本体の撤去、ヘッドライトケースの赤色化、連結器開放テコの黒色化、連結器中心合わせの白表示の廃止、以上が、昨日までとの違いです。

これだけで、あずさ時代を卒業し、とき時代の先、九州へ渡ったクハ481-502時代も連想させることになります。

11月3日、4日には、特急とき時代のクハ180-5晩年仕様と、クハ481-502九州特急時代を再現して、あらためて撮影会を行います。

 

誤解のないように何度も申し上げますが、最終的にクハ489-501の補修レベルを高くするべく時間を要する為の、プロセスとして暫定的に他線のボンネット特急を再現したものですので、補修完了は、クハ489-501を恒久的に安定展示させる完成形といってもいいです。

完成してしまうとやはり、安心~不安~挑戦~、の輪廻なのだと思うのです。

もうクハ489-501以外の車両を再現するというのは無いと思いますが、次のチャレンジが更に多くの方の共感になるためには、更なる精進が伴います。

どうぞ、今後ともよろしくお願い致します。

リターン

10,000+システム利用料


ノベルティグッズプラン|1万円コース

ノベルティグッズプラン|1万円コース

●国鉄小松駅時代の駅スタンプを押印したお礼のお手紙
●小松市制80周年記念乗車証
●オリジナル硬券(C型)
●2枚組クリアファイル

申込数
26
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年5月

12,000+システム利用料


ノベルティグッズプラン|1万2千円コース

ノベルティグッズプラン|1万2千円コース

●国鉄小松駅時代の駅スタンプを押印したお礼のお手紙
●小松市制80周年記念乗車証
●オリジナル硬券(C型)
●2枚組クリアファイル
●クハ489-501車内ナンバープレート

申込数
40
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年5月

10,000+システム利用料


ノベルティグッズプラン|1万円コース

ノベルティグッズプラン|1万円コース

●国鉄小松駅時代の駅スタンプを押印したお礼のお手紙
●小松市制80周年記念乗車証
●オリジナル硬券(C型)
●2枚組クリアファイル

申込数
26
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年5月

12,000+システム利用料


ノベルティグッズプラン|1万2千円コース

ノベルティグッズプラン|1万2千円コース

●国鉄小松駅時代の駅スタンプを押印したお礼のお手紙
●小松市制80周年記念乗車証
●オリジナル硬券(C型)
●2枚組クリアファイル
●クハ489-501車内ナンバープレート

申込数
40
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年5月
1 ~ 1/ 18


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