紅白梅と行く8000km。メルボルンで優生保護法の問題をつぶやく。
紅白梅と行く8000km。メルボルンで優生保護法の問題をつぶやく。

支援総額

134,000

目標金額 60,000円

支援者
35人
募集終了日
2024年11月29日

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2024年10月06日 15:00

【お返事】お寄せいただいた質問やコメントについて

この度はプロジェクトに関心を寄せていただきありがとうございます。本日は、準備段階~今日までにプロジェクトに寄せられた質問やコメントについてお返事したいと思います。率直な問いを送っていただいた方々にこの場を借りてお礼申し上げます。短く書こうと試みましたが、長くなってしまいました。お時間が許せば、ご一読いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします。

照井あき(津軽紅白梅に雪の会)

 

①「前置きがなくて驚いた」

全くそのとおりです。前置きって大切ですね。

 

②「8000㎞は歩いて行くのか?」

お休みも限りがあり、距離もだいぶあるので飛行機で行く予定です。現地では知らない道を歩いて会場※まで行きます。 

※メルボルンコンベンション&エキシビションセンター

 

③「なぜメルボルン?」

2024年の会議※の開催地がオーストラリアのためです(前回はイギリス)。

※第10回健康とメンタルヘルスに関する国際ソーシャルワーク会議

 

④「紅白梅は優生保護法と何か関係あるの?」

紅白梅は原告の方の手作りの作品です。全国の被害者が救われることを願ったものと聞いています。本物の盆栽?と言われるほど、とても繊細に作られています。法律の象徴というよりは、紅白梅の放つメッセージは、一つではなく眺める側によって異なると感じています。私にとっても「問題を直視を迫るもの」から、「静かに見守ってくれるもの」に変化しています。

 

⑤「優生保護法の最高裁の違憲判決に対して端的にどういう思いや懸念があるの?」

私は価値のある判決だと思っています。懸念は法律や出来事について一人一人のいろんな考えがつぶやかれたり、対話がなされないままに「ダメ」という判決だけが語り継がれてしまうことです。出来事があまりにセンセーショナルなため、根っこにある問題(時代は変わっても誰もが声を上げやすい文化や情報保障は道半ば等)までたどり着かないことも懸念の一つです。

 

⑥「リターンの報告書はどんな内容?」

ただいま準備中ですが、写真と文章にてメルボルンでの会議内容や出会い、プロジェクトの軸である弘前市での「小さな対話」企画の様子、津軽紅白梅に雪の会としてご紹介したい資料などを予定しています。このほか掲載内容へのご要望をお寄せいただけるとうれしいです。

 

⑦「情報保障という言葉が耳慣れない。初めて聞いた」

誰もが持つ「知る権利」を保障するものと言われています。

 

⑧「優生保護法と実行者自身の関係は?」

1970年代前後に優生保護法を運用していた者の家族という立場と、2024年の今なお残る偏見や無意識による差別に小さく抗うソーシャルワーカーという二つの立場があります。この二つの立場は、いずれかの時間軸を動かしてみると相反する立場といえます。

 

⑨「どうして対話の会をするの?」

障害の有無にかかわらず、生きる中で「話題にしにくいこと」があるのはどうしてだろう?と思っています。優生保護法という話題にされにくいテーマをきっかけに、話題にしくいことや考えの違いがあることは自然だけれど、それを安心して言えるためには何が必要なんだろう?ということに関心を持ちました。まずは、「お茶しながら少しお話しましょう」というのが対話の会を開こうと考えた背景です。

 

⑩「重い内容なので軽々しく言えません」

時には慎重さが必要だと思っています。ただ、何か発言したら誰かを嫌な思いにさせてしまうかも・・・というお優しい気持ちゆえとも考えられます。

 

⑪「優生保護法を問題だと思う理由は?」

人によってその理由は違うかもしれませんが、ここでは二つ記載したいと思います。

ひとつは、情報保障や意思決定支援が不十分なままで本人のことを周りが決める仕組みだったこと。

ふたつめは、奪われたものが大きすぎる故、さらに触れられない時間が長かった故に現代に生きる私たちが出来事との距離をうまく測るのが難しいこと。ラジオパーソナリティーのピーターバラカンさんの「うまく距離が取れないことは話題にしにくい」というお話を思い出します。国内の隅々にまで影響を与えたという点では、第二次世界大戦や東日本大震災、そしてCOVID-19と共通点があるものの、優生保護法の歴史が義務教育や高等教育で触れられてこなかった現状も距離が測れないひとつの要因かもしれません。保健体育の教科書に掲載されていた時代もありましたが、掲載されない時代に育った世代からは「知らなかった」「詳しくない」という声も本当に多く寄せられました。「知る仕組みがなかった」というのは、優生保護法により被害を受けた方がおかれた構造と通じるものを感じています。ところが、優生保護法を学ぶ仕組みがなかったにもかかわらず、優生思想※は人々の生活という営みの中で自然に受け継がれてしまっていることもまた、不思議な現象と感じています。

※優生思想とは:国家や社会は健康で優秀な者によって構成されるのが望ましいとする考え方

 

 

⑫「優生保護法について初めて知った」

たくさんの方が同じ状況だと感じています。裁判に関わった弁護士の方々でさえ「初めは知らなかった」と経過を語っています。

 

…と、書きましたが、やはり文章にするのは難しいものですね。ご覧いただいて「はて?」とお感じになった点や感想などをお寄せいただければ幸いです。今回、みなさまからの問いに対して言葉を紡いでみてはじめて「そう考えていたのか」と自分の思考の地図が広がってゆく感覚を覚えています。

 

【最近の活動】

10月上旬 

参加者募集の活動「旅の前。おやつの時間に小さな対話 パート1」

ポスターに掲載する新聞記事の掲載許可申請

発表内容の検討&配布資料の下書き(英語)

アプリでビザの申請

支援者の方が支援している他のプロジェクトの記事に関心を寄せる

 

【次回の活動報告の予定】

みなさまへ・最近の活動

10月26日「旅の前。おやつの時間に小さな対話 パート1」の準備のことなど

 

※この活動報告は15時に公開となるよう自動設定しております。

リターン

500+システム利用料


感謝のメール

感謝のメール

感謝のメールをお送りいたします

申込数
20
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月

500+システム利用料


感謝のメールと報告書(500円)

感謝のメールと報告書(500円)

感謝のメールとともに弘前市での対話企画(全2回)とメルボルンでの会議についての報告書を送付します。

申込数
10
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月

500+システム利用料


感謝のメール

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感謝のメールをお送りいたします

申込数
20
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年2月

500+システム利用料


感謝のメールと報告書(500円)

感謝のメールと報告書(500円)

感謝のメールとともに弘前市での対話企画(全2回)とメルボルンでの会議についての報告書を送付します。

申込数
10
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制限なし
発送完了予定月
2025年2月
1 ~ 1/ 5

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