
支援総額
目標金額 60,000円
- 支援者
- 35人
- 募集終了日
- 2024年11月29日
【ご紹介】続・これまでの出会い(本の話)&小さな対話の後に届いたもの

山裾の空飛ぶ紅葉
【ページを訪ねていただいた皆さまへ】
プロジェクトへのご関心やまなざしをお寄せいただきありがとうございます。
秋の日差しがあるうちに落ち葉はき、畑の片付け、雪囲いの準備などこまごまと季節の行事が巡る今日この頃。近所の庭先には柿や大根がつるされています。11月に入り、おかげさまで支援募集期間の折り返しを迎えることができました。
10月26日「小さな対話パート1」の余韻も冷めやらず…というよりも、参加された方のお声を耳にしてこれまで以上に「考えるとっかかり」が増え、少し混乱しているのが正直な状況です。気象学の世界で生まれた言葉に「バタフライエフェクト」というものがあるそうです。複雑な営みによる大きな変化も初めは小さな変化から始まるという概念。「わかりにくい」「どう考えたらいいのか」と言われる優生保護法の問題との接触という小さな営みが、遠い未来に誰かの大切な人の生きやすさに繋がることに小さな期待を寄せています。
小さな変化となりえるのか未知数ですが、11月19日~22日メルボルンでの「第10回国際健康とメンタルヘルスに関するソーシャルワーク会議」にて「日本の優生保護法の問題を知っていますか?」とつぶやけるよう、そして1月26日「小さな対話 パート2」を開催できるよう、まずは目の前の取組みを続けてゆきます。引き続き、ご支援ならびにプロジェクトへの関心をお寄せいただけますようお願い申し上げます。
照井あき(津軽紅白梅に雪の会)
【続・これまでの出会い 本の話】
プロジェクト概要では「優生手術被害者とともに歩むみやぎの会さん」「原告や優生連のみなさん」「作家 五十嵐大さん」「ソーシャルワーカーの恩師の方々」との出会いをご紹介しました。
今回はその続編としてプロジェクトが生まれるまでに出会い、手探りで進む力をいただいた本のご紹介です。
◇日本障害者協議会発行「すべての人の社会」(毎月発行)
⇒「人権と優生思想」をテーマにしたオンライン企画をきっかけに出会い、以降2022年の障害者権利条約の対日審査についてもわかりやすく動向や資料説明が更新されており参考にさせていただきました。また逐次通訳や文字資料の活用があれば、言葉や距離を超えて世界と対話できるという感覚を味わうことができました。
◇熊野以素さん著「九州大学生体解剖事件」岩波書店(2015)~本作をもとに2021年にNHKにて「しかたなかったとは言うてはいかんのです」(主演:妻夫木聡さん・蒼井優さん)としてドラマ化されました。
◇稲木誠さん・小暮聡子さん著「降伏の時 元釜石捕虜収容所長から孫への遺言」岩手日報社(2022)~本作の刊行前にも小暮さんは二つのインタビュー記事を公開しています。ひとつめは2015年、日本軍捕虜となったアメリカ兵の集いでの対話。ふたつめは2016年、日本への原爆投下を決断したトルーマン大統領の孫(クリフトントルーマンダニエルさん)との対話です。
⇒第二次世界大戦の日本の加害の歴史、その歴史を知った子孫(姪や孫)としてどう向き合うかを体現した内容から「未来への責任」という考え方を知りました。また、お二人の行動力と朗らかさに出会えたことは本当に幸運でした。
◇福原加壽子さん著「通り魔 原発の迷宮」言視舎(2023)
◇五十嵐匠さん監督映画「じょっぱり‐看護の人 花田ミキ」(2023)
⇒「地元の出来事をその地元から発信する」という姿勢に、津軽からできることをはじめてみようと背中を押してもらいました。
以上、簡単なご紹介となってしまいましたが、それぞれに共通することはともすればシリアスでデリケートなテーマはタブーにされがちな中、意見することに蓋をしたり、立場にマルやバツをつける前に「まずはわかりやすく知ってもらうこと、身に引き寄せられること」を大切にする姿勢ではないでしょうか。いまなお各地で新たなテーマに向き合い歩みをすすめ、活動を続けられる皆さまには心からの敬意と感謝の気持ち感じざるを得ません。
【最近の活動など】
◇10月31日 オンライン参加「優生保護法裁判仙台高裁差戻審 第2回期日 報告集会」
約27年前に自身の人権を侵害されたことに声を上げた、仙台の原告 飯塚さん(仮名)の裁判が国との和解となり終結を迎えました。私はオンラインで参加しましたが、主催団体のレポートによりますと、たくさんの参加者とメディアの方が集まったようです。内容は各種報道に詳しく掲載されています。個人的に強く印象に残ったのは、報告集会呼びかけ人のおひとりの「(原告の)傍にいられて良かった」という言葉でした。私自身もそうですが、ただでさえ目をそらしたくなるような出来事の中で請求棄却(受け付けません)や国による上告(納得しません)にめげずに活動を続けてきた原告・弁護団・メディア・関係機関の方々の動きや、対話によって連帯が生まれてゆく有様からは、「難しいことへの向き合い方は創り出すしかない」というメッセージを受け取りました。ソーシャルワーカーとしては財産となる教訓です。それと同時にこの6年間の裁判に関わった国側の方々の心境、これから補償法の運用や歴史の検証、繰り返さないための恒久的な機会づくりを担う省庁担当者の胸の内にもどうしても関心が向いてしまいます。
◇小さな広がり
10月の対話の会にご参加いただいた方が「記事になっていたよ」と新聞の切り抜きをくださいました。裁判の時間軸でいえば終結の時期ですが、この段階からでも関心を寄せ始めてくれた方がいることにとても励まされました。この場を借りてお礼申し上げます。
◇ご紹介 「11月9日ライフドキュメントの継承へ 国立療養所の歴史化に際して」
10月の対話にご参加いただいた方より下記のイベントのご案内が届きましたのでご紹介します。
青森県の県庁所在地である青森市には全国に13か所設置された国立ハンセン病療養所のひとつ「松丘保養園」があります。現在は歴史資料館の機能も果たしており、展示されている年表には国民優生法・優生保護法の歴史についても触れられています。
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「11月9日ライフドキュメントの継承へ 国立療養所の歴史化に際して」
日時:2024年11月09日(土)13:00から17:00
場所:弘前大学人文社会科学部棟4階 多目的ホール
(参加無料・事前申し込み不要・当日参加可能)
主催:弘前大学人文社会科学部地域未来創生センター
対象:120名(一般・行政関係者・学生・高校生)
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【次回の活動報告の予定】
みなさまへ・最近の活動・つぶやくために必要なこと
※この活動報告は15時に公開となるよう自動設定しております。
リターン
500円+システム利用料

感謝のメール
感謝のメールをお送りいたします
- 申込数
- 20
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年2月
500円+システム利用料

感謝のメールと報告書(500円)
感謝のメールとともに弘前市での対話企画(全2回)とメルボルンでの会議についての報告書を送付します。
- 申込数
- 10
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年2月
500円+システム利用料

感謝のメール
感謝のメールをお送りいたします
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- 20
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年2月
500円+システム利用料

感謝のメールと報告書(500円)
感謝のメールとともに弘前市での対話企画(全2回)とメルボルンでの会議についての報告書を送付します。
- 申込数
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- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年2月

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