支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 369人
- 募集終了日
- 2024年4月26日
『クマが棲める森へ』私たちの指針とピッキオベアドッグ育成担当田中純平様より応援コメントのご紹介
あたたかいご支援、ご声援誠にありがとうございます!
私たちのこの挑戦もあと、余すところ4日となりました。ネクストゴール達成に向けて頑張ります!
本日は、野生動物と森の保全について私たちの指針とクマを保全するたに日本で初めてベアドックを導入したピッキオの田中純平さんからの応援メッセージをご紹介します。
クマのすむ森に魅せられて
C.W.ニコルが来日当初、日本の自然の魅せられた理由の1つに挙げられるのは、クマと神の棲む森があるというところでした。イギリスでは大規模な森林伐採のせいで、九百年以上前にクマが絶滅していましたが、高度な技術を持つ先進国で、しかもイギリスの2倍もの人口がいる日本には、生命の喜びに溢れる自然が存在していました。
日本の森の変貌 人工林と里山の荒廃
しかし、その後日本の森は変貌します。
日本は、国土の約7割が森林という森林大国でありながら、そのうちの約4割は、天然林を伐り木材を生産するためにスギやヒノキに植え代えた人工林になりました。ニコルは、よく「人工林は森ではない、人が利用するために植えたのだからそこは、木の畑だ。」と語っていました。スギの単一樹林では、ドングリのようなクマはもちろん野生動物たちにとって大切な食糧である木の実がない森になっています。
また、私たちのライフスタイルが変わってしまったことによる里山の荒廃も野生動物たちの大きな影響を与えています
野生動物との軋轢
近年のクマの出没も一説によると人里の中に放置された空き家や荒廃した里山のヤブの中でクマが子育てをしてしまい人間の匂いや音を怖がらない次世代のクマが誕生しているからではとも言われています。
現在、クマやシカなどさまざまな野生動物との軋轢も全て私たち人間が気づかず起こしてしまった行動の結果と言えます。
命を育む森の生態系を奪ってしまったのも人間、そして地球規模での温暖化を招いているのも化石燃料に依存している私たちの日常が生活からなのです。
人間が壊してしまった自然環境は、人間しか回復できない
ニコルが始めた、荒廃した里山の回復をおこなっているアファンの森は、まだまだ小さい森ですが、
クマが来てくれることを喜んでいます。野生動物の餌となるドングリや野生の果実など木の実が豊富なため、エサを食べに来たり、春には小グマを連れて木登りの練習に来ているのを見かけます。近隣の農家もトウモロコシ畑にはきちんと電気柵などの対策をしてくれているおかげて、現在のところクマとの大きな軋轢はありません。
ベアドックの価値
しかし、日本各地でクマとの事故の報道は、クマを害獣としてしか扱わないのが現状です。そんな中軽井沢で活動しているピッキオのクマ保護管理チームは、ベアドックを用いて素晴らしい成果を上げています。人類の最も古い犬という優秀なパートナーを活用し、クマを単に追い払うのではなく、クマの移動した痕跡を匂いから突きとめ、クマが何を目的に人里に侵入してきたのかを分析し、その誘因してしまったもの例えばゴミ箱などを撤去するなどの対策を施す、その上で犬たちが吠えたてここは人のエリアだということをクマたちに教えるという、画期的でかつ効果的なクマの保全に役立つ活動をおこなっているのです。
ニコルは田中純平さんが、アメリカで活躍しているアドックの存在を見つけ出し、日本に導入するためにゼロから奮闘している姿をずっと応援していました。生前「僕の最も誇るべき教え子だ」と言っていたように、ベアドックを増やすために尽力され、多くの皆さんの賛同を得られるプロジェクトに導いている田中さんチームを天国から最も喜んでいると思います。
私たちも地道に活動されているピッキオのベアドックチームの皆さんと連携をとりつつ、将来的にクマたちが本来の暮らしができるように日本の森を甦らせる!そんな取り組みを目指していきたいと思っています。

田中純平様
特定非営利活動法人ピッキオ クマ保護管理部
/ベアドッグ(クマ対策特殊犬)育成担当
私とニコルさんとの初めての出会いは今から30年以上前。とある書店で手に取ったある一冊のエッセイでした。そこには日本の自然や伝統文化の素晴らしさや大切さ、一方でそれらが失われゆく現実、それらを懸命に再生しようとするアファンの森の活動などがわかりやすく、力強いメッセージとともに描かれていました。
当時18歳だった私は、ウェールズ出身のニコルさんが日本の森をひたむきに再生しようとする姿に心を打たれ、勇気をもらい、日本の自然や野生動物について真剣に学び、活動するようになり、その後、彼が創設したレンジャー育成の専門学校にも通い、その後は導かれるように人とクマとの間に立ち、共存に向けた活動に心血を注ぐようになっていました。
ニコルさんは生前、森を再生させることで、色々な生き物たちが森に戻り、生態系のサイクルが回り始め、そこに豊かな森の象徴でもあるクマが戻ってきたことをとても嬉しそうにお話されていました。
しかしながら、昨年、秋田や岩手など東北地方を中心にクマによる人身事故が多発したことで、クマは大きな社会問題となり、人々から害獣のレッテルを貼られ排除(駆除)の対象になりつつあります。今の状況について「もしニコルさんが生きていたら何て言っただろう」とふと考えることがあります。恐らくですが、改めて日本の森づくりについて強く主張されたのではないかと思います。
私はもう20年以上、200頭以上のクマの行動を調べてきました。そこから見えてきたのは猛獣ではなく、限られた自然環境の中で人目を気にしながら謙虚に懸命に生きる姿でした。
私たちが生きていくために森林は欠かせません。そして、クマを含めた野生鳥獣たちは木の実を食べて糞とともに種子をまくことで、森づくりに大きく貢献してくれています。私たち人間も自然や生き物たちに対してもう少し目を向け、謙虚さを持ちながら一人一人が行動できれば、地球の未来は良い方向にむかうように思います。
そういう意味でも、このアニメーションが全世界で、大人から子供まで幅広い層の方々が自然の大切さを学び、森づくりへの関心をもつためにとても有意義なものになることは間違いありません。
ぜひとも皆さまのご支援を賜りますようお願い申し上げます。
リターン
3,000円+システム利用料
お気持ちコース|3,000円
●お礼のメール
- 申込数
- 110
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年5月
5,000円+システム利用料

グッズで応援|アファンの生きものの絵葉書セット(3枚)
●生きものの絵葉書セット(3枚)
アファンの森の四季折々の動植物たちを撮影した絵葉書です。写真はランダムとなります。
●お礼のメール
- 申込数
- 55
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年6月
3,000円+システム利用料
お気持ちコース|3,000円
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- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年5月
5,000円+システム利用料

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アファンの森の四季折々の動植物たちを撮影した絵葉書です。写真はランダムとなります。
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- 2024年6月

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