【残り３日！】翻訳会議を行いました

残り3日となりました！

4月24日から公開したクラウドファンディングですが、残すところ３日となりました。
ご支援いただきました皆様に改めてお礼を申し上げます。
そして、多くの方々が共感してくださっていること、大変心強く感じております。
 
アイヌ語を「文字」に
このプロジェクトでは100のポートレートと共に、

被写体の皆様からいただいた思い思いのメッセージを掲載いたします。

「肖像」と「声」のふたつを大切にした写真集となります。
寄せられたメッセージの中にはアイヌ語も含まれていました。

そこで今回の編集会議では、宇井さん、そして翻訳者のマーク・ウィンチェスターさんと、

「アイヌ語でいただいた声」を文字に記すための打ち合わせを行いました。
 
本来アイヌ語は、口頭で伝え用いられてきた言語で、

特定の「文字」で表記する方法はありません。

ですが、日本政府による同化政策が押し進められ、アイヌ語の灯が消えかけようとする中、

アイヌ自身や研究者がカタカナやローマ字などを用いて、

言語文化を残してきたということです。

アイヌ語の表記に関しては、正書法として確立した表記法はないとの事ですので、

ご本人が書いたように掲載するのが最優先ですが、

細かい表記の方法について検討を重ねました。

タイトルの『Ene ku=an i （このように私がいること）』の表記についても、

「ku=an」 と「i」の間に余白を入れないと別の意味になってしまう事が分かり、

訂正をした経緯があります。
「Ene ku=ani」だと「このように私は持つ」という意味になってしまうそうです。

二風谷の朝の光

メッセージは巻末に掲載いたします。日本中から届いた100人の「声」もお楽しみにお待ちください。
 
皆さまのご協力で生まれた写真集がたくさんの方の手に届くことを願って、

残り３日、最後まで頑張ります。

どうぞご支援・ご拡散にお力添えをお願いいたします。