【活動報告】京都芸術大学アートプロデュース学科にゲスト講師として講座を行いました。

7月14日（金）に、京都芸術大学アートプロデュース学科にゲスト講師として出演し、2つの講座を行いました。

大学2年生を対象にした講座ではアートマネジメントについてでした。私がアートの仕事に関わることの背景になった20年前の直島でのボランティア活動から、アートジョブフェアを立ち上げた背景などをお話しました。

大学3年生を対象にした講座ではアートの仕事のキャリアについてでした。初回のアートジョブフェアのアンケートや属性調査から、出展団体、求職者の分析結果などをお話ししました。

私が20代前半の頃は就職氷河期で、企業が人を雇う余裕が今よりもない時代でした。

現在は有効求人倍率が1をこえ、企業は人を雇う余裕があり、さらに人手不足で人材探しや人材獲得に力を入れている時代になっていることをお話ししました。

仕事を選べられる時代になったことで、アート関連の仕事にも就きやすくなったと思います。

他方で、学生のフィードバックからは、アートの仕事の実態がわかりずらいこともあり、処遇待遇を含め、労働条件や労働環境に対してネガティブな印象があることを知りました。

アートジョブフェアは、様々な人に来ていただくためにジョブフェアの場を開いていくということと同時に、処遇待遇を含め、労働条件や労働環境など、仕事にまつわる情報を開いていくフェアを目指しています。

学生のフィードバックから、2回目の今回は情報をより開いていくことの重要性を感じました。

また、2回目のアートジョブフェアでは、アートの仕事の働き方などの相談窓口を学生や他業種の社会人に向けて開設することを考えています。

情報を開き、対話の場を開くことは、アートの仕事にまつわるネガティブな印象をかえることだけではなく、求職者と求人団体双方のミスマッチを減らすことにもつながると感じています。

学生の皆さんには、2回目のアートジョブフェアにぜひ来ていただけたらとお伝えしました。

講座の依頼をいただきました、山下里加先生、山城大督先生、ありがとうございました！