15周年、新たなる挑戦|「生育格差」を乗り越える宿泊施設の運営
15周年、新たなる挑戦|「生育格差」を乗り越える宿泊施設の運営
15周年、新たなる挑戦|「生育格差」を乗り越える宿泊施設の運営 2枚目
15周年、新たなる挑戦|「生育格差」を乗り越える宿泊施設の運営 3枚目
15周年、新たなる挑戦|「生育格差」を乗り越える宿泊施設の運営 4枚目
15周年、新たなる挑戦|「生育格差」を乗り越える宿泊施設の運営 5枚目
15周年、新たなる挑戦|「生育格差」を乗り越える宿泊施設の運営 6枚目
15周年、新たなる挑戦|「生育格差」を乗り越える宿泊施設の運営 7枚目
15周年、新たなる挑戦|「生育格差」を乗り越える宿泊施設の運営 8枚目
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15周年、新たなる挑戦|「生育格差」を乗り越える宿泊施設の運営 5枚目
15周年、新たなる挑戦|「生育格差」を乗り越える宿泊施設の運営 6枚目
15周年、新たなる挑戦|「生育格差」を乗り越える宿泊施設の運営 7枚目
15周年、新たなる挑戦|「生育格差」を乗り越える宿泊施設の運営 8枚目

支援総額

32,015,000

目標金額 30,000,000円

支援者
1,031人
募集終了日
2025年4月25日

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2025年04月23日 13:34

歩む力を取り戻す|アンドベースでの取り組み#12

 

#生育格差を乗り越える クラウドファンディングにご支援いただき、ありがとうございます!

 

アンドベースではさまざまな困難を持つ人を受け入れています。滞在する方がどのように再出発に向けた力を取り戻していくのかその一部をご紹介します。

 

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【19歳・男性/タカシさん(仮名)】

 

両親ときょうだいの4人家族で育ったというタカシさん。学校の授業を理解できず、小学生の頃には軽度の発達障害と診断されます。

暮らし向きは悪くなかったものの、学校の成績がふるわないことを父親が良く思わず、「俺の息子なのに成績が悪いのは気持ちが弱いからだ」と殴られることも。

 高校生の頃には「国立の大学に入れないなら授業料は出さない」という父からのプレッシャーが厳しくなり、なかなか成績は上がらなかったといいます。

 

その後、母が父を説得してくれたことで私立大学に進学するも、大学の授業内容についていけず。ストレスからか、適応障害と診断されます。

それでも、友人に誘われて入ったサークル活動は楽しく、「同じような境遇の同級生と悩みを話し合うことができて、部室が居場所みたいになってました。」と振り返ります。

友人にも支えられながら通学していたタカシさんでしたが、大学2年生になる直前に母親が他界。もともと進学に反対していた父から「もう学費は一切出さない。生活費が払えないなら家から出て行きなさい」と告げられてしまいます。

 

住まいを失ったタカシさんは、日払いのアルバイトをしながら友人宅やネットカフェを転々とする生活に。もう行くあてがないとなった段階でHomedoorに相談に来られました。

相談員との面談ではアパートを借りたいという希望がありましたが、大学に在学したままでは生活保護の利用が原則認められないため、すぐに部屋探しを行うことができません。

長期的な支援が必要だと考え、アンドベースに入居してもらうことになりました。

 

タカシさん自身が“今後どう生きたいか”を考えるうえで、発達障害を親に理解してもらえなかった葛藤や、大学1年時に発症した適応障害とどう向き合うかが重要だと思われました。そこで、本人からの要望もふまえ、専門のカウンセラーによる定期的なカウンセリングを実施しました。並行して精神科の先生とも連携し、体調を整えながら面談を重ねました。

 

少しずつ気持ちの整理がすすむなかで、タカシさんから「大学を辞めて、一人暮らしをしようと思います」という言葉が。

理由をうかがうと、次のように話してくれました。「大学を卒業したほうが就職に有利なのは分かっていますが、『今の大学に本当に通い続けたいか』と自問した時に、気持ちが曖昧なまま続けても身にならないと思うようになりました。大学が自分に合ってないと思いながら辞める踏ん切りがつかなかったのは、どこかで親の顔色をうかがっていたのだと思います。自分の障害特性にきちんと向き合って、自分のペースで生きていく方法を考えたいです」。

 

その後、訪問看護なども行う障害福祉サービスに繋がり転宅。新たな一歩を踏み出されました。アンドベースを出た後も定期的にお話をうかがい、福祉サービスを利用しながらの求職活動を見守っています。

 

Homedoor相談員より

 

アンドベースでの取り組み#7」では、大学に進学した経験のある相談者が近年増加傾向にあることを紹介しましたが、そのなかにはタカシさんのように現役の大学生の方も少数ながら含まれます。

2024年度の大学進学率は過去最高の59.1%と公表されている一方で、日本には大学進学・通学を支援する公的制度や奨学金制度が脆弱なため、経済的に困窮した学生が退学を余儀なくされている実態があります。

 

通常、住まいを失った学生は日々の居所を確保するのに精一杯なため「退学して宿代を稼ぐ」以外の選択肢がない場合がほとんどです。

その意味で、タカシさんが「在学しながら仕事を探す」という選択肢を含めて様々な専門職と時間をかけて熟考できたことは、まさに中長期間の滞在が可能なアンドベースならではだと思っています。

 

タカシさんが出した答えは「大学を辞めて自分の生き方を模索する」というものでした。

「大学中退」という結果だけをみれば、Homedoorとしてもっと出来ることはなかったか、困窮する学生を支える制度はどうすれば整備できるのか、などと逡巡が尽きないのも事実です。

しかし同時に、生活相談員、就労支援員、カウンセラー、医者といった複数の専門職が時間をかけてかかわることで、当事者自身が熟考に熟考を重ねた「答え」を出すのをサポートできる。アンドベースでの活動によって、そんな手応えも感じています。

 

(参考)

学校基本調査-令和6年度 結果の概要-

 

リターン

5,000+システム利用料


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アンドベース応援コース|5千円

【全コース共通特典】
・お礼のメール
・年次報告書と15周年記念ステッカーの郵送(2025年8月ごろ)
・寄附金受領証明書の郵送(2026年1月下旬ごろ)
※受領書は2025年分の確定申告にて寄付金控除分として利用いただけます。

申込数
355
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年1月

10,000+システム利用料


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アンドベース応援コース|1万円

【全コース共通特典】
・お礼のメール
・年次報告書と15周年記念ステッカーの郵送(2025年8月ごろ)
・寄附金受領証明書の郵送(2026年1月下旬ごろ)
※受領書は2025年分の確定申告にて寄付金控除分として利用いただけます。

申込数
438
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年1月

5,000+システム利用料


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アンドベース応援コース|5千円

【全コース共通特典】
・お礼のメール
・年次報告書と15周年記念ステッカーの郵送(2025年8月ごろ)
・寄附金受領証明書の郵送(2026年1月下旬ごろ)
※受領書は2025年分の確定申告にて寄付金控除分として利用いただけます。

申込数
355
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年1月

10,000+システム利用料


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アンドベース応援コース|1万円

【全コース共通特典】
・お礼のメール
・年次報告書と15周年記念ステッカーの郵送(2025年8月ごろ)
・寄附金受領証明書の郵送(2026年1月下旬ごろ)
※受領書は2025年分の確定申告にて寄付金控除分として利用いただけます。

申込数
438
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年1月
1 ~ 1/ 27


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