多飲多尿に注意！獣医療アプリANICLEが使える場合　その１

 

ねこちゃんを飼われている方で、

最近水を飲む量が多いなぁ。おしっこの量も多い気がする。

と感じられたことはありませんか？

 

暑い日が続いている時など正常なこともありますが、

・体重が減っている

・食欲が落ちている

・元気がない

など他の症状もある場合には、注意してあげたほうがいいかもしれません。

特に年をとったねこちゃんでは、腎臓の病気やホルモンの病気が隠れていることもあります。

 

例えば、こんなねこちゃんがいました。

 

病院には、吐いてぐったりしたとのことで来院されました。

数ヶ月前からたくさん水を飲んでたくさんおしっこをする様子はあったけど、病院には行っていなかったとのことでした。

いろいろ検査をしてみると、実はもともと糖尿病を患っており、病院に来た時には「糖尿病性ケトアシドーシス」という危険な状態にあることがわかりました。

すぐに入院となり点滴などの治療で無事元気になってくれましたが、もう少し病院に来るのが遅かったら危険な状態でした。

 

このように、たくさん水を飲んでたくさんおしっこをするという、一見危険では無さそうな症状の裏に危険な病気が潜んでいることがあります。

 

 

私達が作製しようとしているAI問診では、

飼い主様が疑問に思った症状から病状の緊急性を予測し、動物病院を受診するべきかどうかの提案を行います。

 

今回のねこちゃんであれば、たくさん水を飲んでたくさんおしっこをする様になった段階で問診を使うことで、もっと早期に病気を発見できたかもしれません。

 

病気はどんなねこちゃんにも起きてしまうことがあります。その時に少しでも早く気づいてあげられるように、AI問診の作製にご協力いただければ幸いです。

執筆獣医師：谷