まこととくるみがおしえてくれた幸せの形③

皆様のおかげで、目標額達成まであと5％になりました。心より感謝申し上げます。

 

さて、まこととくるみの話の続きです。

 

まことたちの幸せな生活が、これからもずっと続くと信じて疑いませんでした。しかし、突然、まこととのお別れの日が訪れました。

 

今年の夏、まことは体調を崩し、食事がとれなくなりました。異変に気づいたママさんは、すぐに病院へ連れて行ってくれましたが、治療を続けても回復は見られませんでした。大好きなパウチもチュールも、もう口にすることができなくなり、点滴や注射での対応が続きましたが、ついに虹の橋を渡る日がやってきたのです。

 

 

 

まことの異変を知らされたとき、通院もしていることから、健康そうだったまことは回復するだろうと信じていました。その知らせを甘く見てしまいました。

2か月ほど経ち、まことが何も食べられなくなったと連絡がありました。

「どうしたらいいでしょうか？」とママさんから尋ねられたとき、その厳しい現実を実感しました。病院からは「長くないと思うので、好きなものを食べさせてあげて」と伝えられたそうですが、何も口にしないまことを前に、何をしてあげるべきか迷うご家族の気持ちが伝わってきました。

 

 

 

「きっと体が痛むから、そばに寄り添って体をさすってあげてください」とお伝えしました。それから、家族みんなで川の字になって一緒に寝たり、優しく撫でたり、歌を歌ったりしたそうです。その話を後で聞き、まことは本当に素晴らしい家族に巡り会えて良かった、と心から思いました。

 

まことがあと数日かもしれないという連絡をうけましたが、私は最後の時間を家族だけで過ごしてほしいと願い、会いに行くのを控えました。その後、まことが亡くなったと聞き、家族のもとを訪れました。帰宅したパパさんが、まことに似合う可愛い花を手にしていました。涙を浮かべながらまことに花を添える姿に、胸が締め付けられる思いでした。

 

 

葬儀にも参列させていただき、まこととお別れしました。家族みんなで、いつまでもまことを抱っこしている姿に、まことへの愛情が溢れているのが伝わり、胸がいっぱいになりました。まことは家族に愛され、最期まで大切にされて、本当に幸せだったと思います。まことがこんなにも愛される存在だったことが、私にとっても何よりの慰めでした。そして、葬儀後、家族はまことの仲間たちに会いに来てくれました。

 

 

ママさんは、辛い気持ちの中でまことの仲間たちのために温かい応援メッセージを送ってくださいました。メッセージは①です。https://readyfor.jp/projects/animal-rescue4/announcements/346396

 

もし、もう少し早くまことを保護できていたら、もし、私たちがもっとたくさんの家族とつながりを持てる団体で早くご縁をつなげてあげられたら、家族に悲しい思いをさせずに済んだかもしれません。時間のない猫たちがまだまだたくさんいます。どうか、私たちが多くの人々とつながれるよう、猫も人も幸せでいられるように、あと一押しのご支援をよろしくお願いいたします。

 

下の写真は、前回のプロジェクトの時に、まことたちが仲間にメッセージをくれた写真です。

今回も達成し、多くの猫を幸せにできるように頑張ります。