(残りあと9日！）空手のこと

私、鳴海沖人が空手を始めたきっかけは本当に些細なことでした。

 第8希望の大学しか受からなかった私は当時ひねくれてしまい、パチンコ店に通う毎日でした。

そのパチンコ店の2階に極真空手の道場があり、導かれるように入門しました。

その空手が自分の生き甲斐となり職業となりました。

だから人生に失敗はない、と自信をもって若者たちには伝えています。

試合をしたいというよりは武道的な価値観に惹かれて稽古していましたが、いつの間にか試合にもチャレンジする様になりました。当時お世話になった城南川崎支部はチャンピオン製造工場と呼ばれ、多くの強豪達と厳しい稽古を積み重ねる毎日でした。

師である入来武久師範指導のもとメキメキと上達し、全日本軽量級3位、第1回ワールドカップ4位など実績を残すことができました。当時の仲間は今でもSNSなどで繋がっており、一生の財産です。 2000年に青森に帰り道場開設の許可をいただきました。 青森でも選手育成と自分の空手の強さを求める毎日でしたが、ある時から地域社会に価値を提供し貢献したい、特に未来の宝である子供達の居場所を作りたいという思いが強くなっていきました。 空手についてもいろんな武道を体験する様になり、強さにとらわれるのではなく女性や社会で活躍する人たちが健康になり心地よい生活ができる。

そんな空手を追求していきたいと思う様になり2022年お世話になった新極真会を退会させていただき、空手道鳴海道場を立ち上げました。 現在の私の空手は長年修行したフルコンタクト空手をベースに、相手と戦う強さではなく自分を収め自分を整えることで相手と向き合う、そんな空手です。お互いの実力に応じてですが、基本強いコンタクトで組手はせず、誰でも無理なく継続できるよう配慮しています。

子供達についても同じです。 礼儀や空手の稽古は厳しく接します（今時珍しくゴツンもやります）が、

後は心を縛らず自由にさせています。節度と自律心さえあれば自由に行動していいんだ、

と気づかせてあげたいのです。 

大人から子供まで他人と戦うのではなく自分を整え解放する。 それが鳴海空手のコンセプトです。