あと8日！！

ART地プロジェクト実行委員会　山根麻里です。

ちょうど3年前。
呉空き店舗めぐりの現地調査に向かう道で、中原 佑介くんが、路地の壁を見ながら
「まりさん、この壁かっこよくないですか？」

いつもそんなに感情を表に出さない彼が、
「これ見てください！」と自分が撮り溜めたミューラル（壁画）アートの写真を興奮気味に見せてくれたのを覚えています。

「呉にこのアートが溢れたら、かっこいいと思うんすよ！」

この一言が、このART地projectのはじまりだったと、私は思っています。


世の中には、たくさんの種類のアートがあります。
ミューラルアートは、誰でも観ることができます。
そして観ようと意識しなくても、
雨の日も風の日もそこに存在していて、
まちの風景のように、見ることができるのです。

意図的に目を向ける「観る」と無意識で受動的な「見る」

呉のまちがミューラルアートで溢れたら
この両方で、私たちの感性と私たちの日常を刺激してくれるんじゃないかなとワクワクしています。
そんなかっこよくてワクワクする呉の未来を子供たちに伝えたい、そういう思いで、このプロジェクトに関わっています。

2023年3月。
そごう呉店の建物は解体されます。
プロジェクトの開催地を、そごう呉店跡地に決めた時、メンバーで話し合いました。

「おじいちゃんに、1階のくるくる回るお菓子売り場で飴を買ってもらったこと」
「初めて彼女とデートしたこと」
「７階の食堂でお父さんとカツ丼を食べたこと」

たくさんの思い出が詰まった、とても愛されて大切な場所だったんだと、はっとしました。
このままだと、いつのまにか取り壊され、いつのまにか新しく変化していく。
それじゃ、なんだか寂しい。


新しくスタートするために、ちゃんと向き合ってちゃんと終わろう！
アーティストのSUIKOさんとミーティングを重ねながら
決定したテーマは

「FACE THE WALL」

そごう呉店跡地に描かれたミューラルアートに目を向け、「観る」ことでもう一度、呉そごう跡地を意味のある場所へ。

今、ここでしか観ることができないアートをぜひ観に来てください。

応援よろしくお願いします。