このプロジェクトでは継続的な支援を募集しています
マンスリーサポーター総計
奇跡の一台が、ついに御殿場の地へやって来ました!?
8月23日に告知させていただいた車両譲渡のお話が無事に纏まって、本日9月10日(日)の朝、北海道から2泊3日の長旅の末に一台の装軌車両(キャタピラ車両)が御殿場の地へ台風13号に見舞われながらも無事に到着致しました!!
ブルーシートの下から姿を現したのは・・・
なにやら映画にでも出て来そうな、謎の工作車!?
しかし、よく見ると足回りは「九五式軽戦車」ではありませんか( ゚Д゚)
「こいつ動くぞ!」・・・ということで、自走して無事に車庫に入ってくれました。
使用過程でエンジンはいすずのDA120型に載せ替えられていますが、資料によれば昭和33年(1958年)から生産されたエンジンですから、載せ替え時期は昭和40年を過ぎてからではないかと想定されます。それまで戦車として製造された当時の三菱製空冷ディーゼルが、20年以上も動いていたとしたら驚きですね。
トラック輸送の関係で取り外して持ってきた排土板(ドーザーブレード)を取り付けると・・・
これが「更生ブルドーザー」として戦後まもなく、GHQの管理下で三菱重工や日立製作所などで戦車からブルドーザーに改造された一族の、おそらく生き残った最後の一台です。昭和20年から21年頃に改造された際には、排土板の上下はPTOウインチによるものでした。この個体は昭和50年頃にコマツ製のブルドーザー(油圧方式)の排土板が移植されています。
兵器として製造され、激動の時代を過ごしながらも運よく先の大戦を生き残り、戦後日本の復興のためにブルドーザーに改造されて余生を過ごした「更生ブルドーザー」。数百台が改造されたのではないかと思われますが、高度経済成長に向かう当時の日本ではスクラップとなり再生されて鉄橋などに生まれ変わってしまい、令和の日本には影も形も残っていないと考えておりました。
今回の北海道でつい最近まで現役で活躍していたと、情報筋からお電話でお聞きした際には「この目で見るまでは信じられません」とお応えした次第ですが、このようなご縁はいつも一本の電話から始まります。お取次ぎ頂いた情報提供者の方々、北海道~御殿場間の輸送(台風13号の中フェリー欠航など大騒ぎでした!)を快くお引き受けくださった勝間田重機様、そして防衛技術博物館への展示を承諾して下さった北海道の前オーナー様、今回の輸送に関する取材調整にご尽力いただいた大洗方面の方々、そしてREADYFORを通じてご支援頂いている方々に本当に感謝でいっぱいですm(__)m
この個体の現状は、いわば第3形態とでも呼びたくなるキメラ車両ですが、その形状こそが歩んできた歴史そのものであります。今回もなるべく早い時期に有識者にお声掛けして、今後の修復計画について打合せのお時間を持ちたいと思います。そして方向性が定まり次第に修復作業に入っていきたいと考えております。
今回の車両購入費用については2022年12月実施の「九五式軽戦車、いよいよ英国から日本へ!里帰りの実現に向けてご支援を」プロジェクトで頂戴した支援の残金からなんとか賄うことが出来ました。そして北海道から御殿場までの輸送費およそ100万円については、この継続支援で皆様から寄せられた支援金から捻出すべく調整中です。
今後、このハ号ブルドーザーの修復費用に数百万円単位の資金が必要となることも想定されるため、単発のクラウドファンディングも検討しておりますが、まずはこちらの継続型支援のマンスリーサポーター様の増員に注力したいと存じます!ご登録がまだの方は単月での支援でも構いません!気持ちが向くままの期間だけのご支援でも構いません!この機会に是非ともマンスリーサポータへのご登録をお願い致します。
併せて一人でも多くの方に、ご支援の輪が広がるように情報拡散へのご協力もお願い致します。
実行者:小林 雅彦
18:24追記:テレビ静岡さんで本日の搬入の様子が放送されました。web配信はこちらから視聴できます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f63cd0b67977330108d9caf734ff36538b6326c?source=rss
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毎月2000円コース
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毎月5000円コース
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