クラウドファンディング第２弾「感染症対策の生薬事典を作る」

寒中お見舞い申し上げます。

いつもページをご覧いただき、ありがとうございます。UAPACAA国際保全パートナーズの岡安です。新型コロナの第二波が世界に到来する中、日本でも緊急事態宣言が発令され、心配な日が続きますがいかがお過ごしでしょうか？

そんな中ではありますが、UAPACAパートナーズでは、クラウドファンディング第2弾を開始いたしました。

UAPACAAパートナーズが国際協力のプロジェクトを展開する国々では、幸い今のところ大きな被害の拡大は抑えられているようですが（私自身も昨年4月に帰国してから、海外の仲間とはオンラインで連絡を取り合うばかりで、それもWiFiの状態次第。フラストレーション溜まります…）、それも感染症対策のための厳しい人の移動の制限があってこそ、という側面が強いです。兼ねてから各種の感染症に悩まされてきたアフリカの国々は、今回の新型コロナでもいち早く反応しましたが、それでもまだ状況は流動的。そんなところからも、コロナ禍の一段上の困難さが浮かび上がります。

さて、そんな中でカメルーンの共同研究者から、既存の伝統医療のインフルエンザ治療薬（生薬）が、コロナの初期症状にも効き目がある可能性がある、という耳寄りな情報がもたらされました。今やジャングルの奥深くの”野生の王国”は、医療体制も脆弱なコミュニティとの共存があって、ようやく密猟者の侵入が防がれて成り立っていますが、そこにコロナが入り込んだらどうなってしまうのだろう、というのがずっと懸念だったからです。

もし、既存の薬用植物による処方で、ある程度の被害が防げるのであれば、その情報を整理して、より多くの医療関係者が利用できるようにする。特に地方に派遣される若手の看護師たちが迅速に対応できるようになれば、パンデミックのコントロールに大いに貢献してくれるのではないでしょうか！

あいにく、このような伝統医療は各地で利用されてきてはいましたが、東洋医学の漢方薬のように、科学的に体系立ててまとめられ、トレーニングによって専門的な施術を伝授できるほど情報が整理されていません。この世界的な緊急事態の中、高価な治療薬やワクチンは現地にいつ届くかわからない現在、この伝統医療と薬用植物の科学的な検証と医学的な整理を一刻も早く行い、フィールドの公衆衛生を確保することによって自然保護の火を灯し続けたい。

皆さまのご支援をお待ちしております。