飼育放棄

高齢者の飼い主さんが入院

 

身内の方が飼い主さんから

この子たちのお世話を頼まれ

1時間かけて

この子たちしか居ないお家に

入院後 ご飯とお水をあげに来ていたらしい

 

飼い主のおばぁちゃんが居ない家

 

寂しくて不安で吠え続け

近隣の方から苦情がきてしまったらしい

その身内の方も自身で2匹犬を飼っているから

連れて帰る事ができない

 

その身内の方から

 

シーズとダックスのミックス犬

17歳の兄弟犬 2頭

 

黒猫 18歳の女の子 1頭

 

3頭の飼育放棄を受けました

 

 

両目は目ヤニが酷く

目がどうなってるのかわからない状態

 

人の食べ物をあげていたのか

ご飯粒が毛に絡まり毛玉に

 

ただ太ってるだけでは無いであろう太り方

 

 

黒猫ちゃんは歯は3本しかなく

避妊もされていない

 

 

いきなり知らん人に連れ出され

この子たちはなにを想っていたのだろう…

 

レスキュー後はまずシャンプー

 

 

目が見えるようになったら

1頭の子は片目がチェリーアイ

もう1頭の子は両目がチェリーアイ

 

ホントは手術して治してあげたいけれど

年齢的にも麻酔に耐えれるのか…

 

様子を見ながら

初期検査をし､獣医さんと相談します

 

 

この子の新しい名前は『ヤン坊』

 

 

この子の新しい名前は『マー坊』

 

 

この子新しい名前は『おてんちゃん』

 

黒猫ちゃんは預かりさんのお家で

様子見てもらいます

 

正直 シニアの子を

望む里親さんなんて居ません

 

余程の事がないと里親さんは見つかりません

 

最近はこんな相談が凄く多いです

 

自分の年齢

自分に何かあった場合の事まで

しっかり考え

動物を迎えてください

 

こんな相談が増えたら
保護団体も個人ボランティアも大変です

 

助成金なんかありません

 

身銭だったり､皆様から頂いたご寄付

でやりくりしてます

 

飼育放棄の場合は

最低限の医療費の負担はしてもらいます

 

お金の話をすると

だいたいどの相談者も

｢考えます｣

と言います

 

考えれるなら飼育放棄なんて言うな

 

お金欲しくて言うてるんではない

 

あんたが棄てるその子に

最後にできる飼い主としての務めだと思ってます

 

保護団体やから

保護して当たり前と思われてますが

保護すれば

その子の一生に責任を持たないといけません

 

でも一度相談を受けるとずっと気になります

 

どっかに棄てられたんではないかと…

 

ただ今の状況では

ガーディアンも自宅も

置いてやれる場所が限られてる

 

サクッと動けない自分に腹が立ちます

 

1日も早く淡路に行きたい…