わたしたちは、見えない声を見逃したくないと思います一ユキサキチャットメンバーの思い⑤

ユキサキチャットには日々、若者からさまざまなSOSが届きます。

その中でユキサキチャット相談員は、若者ひとりひとりに寄り添って、一緒に次の一歩を考えています。

 

今回はそんなユキサキチャット相談員の声・思い・感じていることを紹介していきます。

 

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大阪の街を歩いていると、たくさんの若者とすれ違います。

メイクもファッションもばっちりなおしゃれな子。スーツ姿で早足に歩く学生や社会人。友達と笑い合いながら歩く子たち。

 

その中の誰かが、「昨日も今日もごはんを食べられていない」かもしれない。「消えてしまいたいほどつらい」と思いながら過ごしているかもしれない。

 

でも、外からはその「しんどさ」は見えません。

 

ユキサキチャットには、そんな若者からの声が毎日届いています。

 

「1日1食で、ごはんにふりかけをかけて食べています」

「親からお金をとられて、今月の家賃が払えそうにありません」

 

彼らは“見た目”には、元気に見えるかもしれません。でもその背景には、親のサポートが受けられない、精神的に不安定な家庭で育った、奨学金の返済や債務を背負っているなど、さまざまな事情があります。

 

わたしたち相談員は、そんな声一つひとつに向き合いながら、ごはんを送ったり、悩みを聞いたり、時には外部の支援機関につながれるようお手伝いをしたりしています。

 

ユキサキチャットに寄せられる声は、決して「特別なだれか」ではなく「昨日、電車でとなりに座っていた子」かもしれません。

それだけ、困窮や孤独は私たちのすぐそばにあるものになっていると感じます。

 

だからこそ、わたしたちは、見えない声を見逃したくないと思います。

 

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