せめてつらい時、頼ってもらえる場でありたい

２０２０年まで減少傾向だった自殺率が、コロナ禍の影響もあり増えています。

若い女性と子ども達が増えているとか。特に小中高生が自ら命を絶つなど、信じられません。どんなにつらい時間を過ごしたのでしょう。

 

原因は様々とのことですが、

つらい出来事があったとき話を聞いてあげたり、気持ちを共有してくれたり

支えになる人が居れば、思いつめた鬱状態から抜け出すことができるそうです。そのような人のことを「ゲートキーパー」と言います。

 

Bremen は年間２８０日という長い時間を保護者と子ども達と共有しています。ですから保護者の状況も手に取るようにわかります。

 

お迎えに来て周りに人が居ない時は、ママはつらくて泣くことがあります。

職場でのいじめ、経済的な苦境、休みが取れない状況、子どもの発達や不登校の不安などなど

その日その日のつらかったことを言って下さるのです。

 

そんな時、私は心の中で「言ってくれてありがとう」と感謝します。

 

ママが苦しみを吐き出した！その瞬間、ママはきっと抜け出せると予感できるからです。

「自分の苦しみを分かってくれる人が居た！」それだけでぎりぎりで働いているママはつらい時間から解放されます。

この瞬間、私はBremenという子ども達のための場が、同時にママ達をエンパワーメントできる場になれたような気がします。

 

 

 

子ども達の明るい笑顔が、パパやママたちの活力になります。毎日が子ども達にとって喜びにあふれた場になるように、Bremen は今日も全力を尽くします。

 

ただひたすら、子ども達が将来市民として自立した生き方ができるように、小さい時から多様な体験をさせ、基礎的な知的能力を身に着けるよう、日々の学習支援を続けていきたいと願っています。どうぞよろしくお願いいたします。